JLPT N3 · 文型・表現
割(わり)に (wari ni)
〜割に — 「〜から考えると意外に」
ひとことで · ある基準から普通に予想されることと、実際の結果が合わないことを表す。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な)や名詞+の に付く。予想より良い場合も悪い場合もある。
文型
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普通形+割に(は)〜の割に(例:手間がかかる割に) -
名詞+の+割に(は)値段の割に・年の割に
予想と現実のずれ
Aは基準(値段・手間・年齢)で、Bはそれに合わない実際の結果。値段の割においしい=値段のわりにおいしい。よい意味か悪い意味かはBで決まる。
接続
動詞・い形容詞は普通形(手間がかかる割に)。な形容詞は「な」(有名な割に)、名詞は「の」(年の割に)。「は」を加える(割には)と対比が少し強まる。
似た表現
「〜のに」も意外な結果を表すが、「〜割に」は必ず比べる基準(値段・年齢・手間)がある。「〜にしては」は近いが、具体的な事柄を指す。「〜割に」は話し手の意志には使わない。
例文
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この店(みせ)は値段(ねだん)の割(わり)においしい。
Kono mise wa nedan no wari ni oishii.
この店は値段の割においしい。
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この料理(りょうり)は手間(てま)がかかる割(わり)に、味(あじ)は普通(ふつう)だ。
Kono ryouri wa tema ga kakaru wari ni, aji wa futsuu da.
この料理は手間がかかる割に、味は普通だ。
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年(とし)を取(と)っている割(わり)に、あの人(ひと)はとても元気(げんき)だ。
Toshi o totte iru wari ni, ano hito wa totemo genki da.
年を取っている割に、あの人はとても元気だ。
よくある間違い
- 主文は評価や事実で、命令や話し手の意志は不可(×割に頑張ろう)。
- 名詞には「の」が必要(値段の割に)。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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