JLPT N5–N3 文法 · 無料
JLPT 文法(N5–N3)— 学習ガイド
例文中心で、N5 から N3 までの核心となる文法を一つずつわかりやすく解説。実際の例文とよくある間違いつき。
- N5・N4・N3
- 例文つき
- 無料・登録不要
本学習コンテンツはまいにちJLPTのオリジナルです。国際交流基金・日本国際教育支援協会・公式JLPTとは一切関係ありません。
レベルを選ぶ
基礎:助詞・名詞文(です)・動詞と形容詞の活用、そして最初の日常表現。
助詞 25 文の中で各語の役割を示す小さな語。
- は wa は — 主題を表す助詞 は は文の「主題」=これから話す対象(「〜について言えば」)を示す。表記は は だが、発音は必ず「わ」。
- を o を — 目的語を表す助詞 を は『目的語』=動詞の動作を受ける名詞を示す。助詞としてのみ使い、発音は「お」。
- に ni に — 時間・目的地・存在の場所 に は具体的な時刻、移動の目的地、または物が存在する場所を示す。
- で de で — 動作の場所・手段 で は動作が『行われる』場所、またはそのための手段・道具・言語を示す。
- と to と — 〜と(並列)/一緒に と は名詞を『完全な並列』(A と B)でつなぎ、一緒に何かをする相手も示す。
- の no の — 所有・名詞の連結 の は二つの名詞をつなぐ:所有(『X の Y』)または説明(A の B = A に関する B)。
- へ e へ — 方向を表す へ は移動の方向(〜の方へ)を示す。目的地の に と重なる。表記は へ だが「え」と読む。
- も mo も — 〜も(同じく) も は『〜も』(同じことが別のものにも当てはまる)。は や を の代わりに置く。
- か ka か — 疑問を表す か を文末につけると疑問文になる。『?』は不要。
- から kara–made から・まで — 〜から〜まで(範囲) から は起点、まで は終点を示す(時間・場所)。セットで使うことが多い。
- より yori より — 〜より(比較) より は比較の基準を示す:『A は B より〜』= A は B より〜だ。
- だけ dake 〜だけ — 「それだけ」と限る 名詞・数量・動詞などの後に付いて、「それだけで、ほかにはない」と範囲を限る言い方。名詞や数量詞のほか、動詞・形容詞の普通形にも付く。
- で de 〜で — 場所・手段・原因を表す 動作をする場所、使う手段や道具、理由や原因などを表す助詞。名詞に付く。「どこで」「何で」の答えになる。
- が ga 〜が — 主語・対象を表す 文の主語を表す助詞。新しい情報や、目の前で起きている出来事を述べるときに使う。「好き」「ほしい」などの対象にも付く。
- か ka か — 質問を表す文末の助詞 文の終わりに付けて、質問であることを表す助詞。ていねいな文(〜です・〜ます)の終わりに付ける。疑問詞のある文にも使う。
- まで made 〜まで — 終わりの点・範囲 時間や場所、動作が続く終わりの点を表す助詞。「〜から〜まで」で、始まりと終わりを示すこともできる。
- も mo 〜も — 「同じ」を表す「も」 前に出た事と同じことを、他にも言うときに使う助詞。「は」「が」「を」の代わりに置く。
- なあ naa 〜なあ — 感じたことをもらす 文末に付けて、感動・ため息・願いなどの気持ちをもらす終助詞。ひとりごとのように使うことが多く、くだけた言い方。
- ね ne 〜ね — 同意・確認を求める 文末に付けて、相手に同意を求めたり、確かめたり、気持ちを共有したりする終助詞。話し手と聞き手が同じ事を知っているときに使う。
- に ni 〜に — 時間・行き先・存在の場所 時間、行き先、ある・いる場所、動作の相手などを表す助詞。名詞に付く。
- に/へ ni/e に/へ — 方向・行き先を表す 場所を表す名詞のあとにつき、「行く・来る・帰る」などの移動の行き先を表す。「へ」は「え」と読む。この用法ではほぼ同じように使える。名詞につく。
- の no の — 所有を表す/「〜のもの」の意味 「の」は二つの名詞をつなぎ、「AのB」(Aの持ちもの・所属)を表す。すでに出た名詞の代わりに使って「〜のもの」の意味にもなる。名詞+の+名詞、い形容詞+の。
- を o / wo を — 動作の対象(目的語)を示す 「を」は、動詞の動作が向かう相手やもの(目的語)を示す。名詞のあと、動詞の前に置く。書く時は「を」、読む時は「お」。
- と to と — 名詞をつなぐ「と」・一緒にする相手の「と」 初級で大切な「と」の使い方は二つ。一つは名詞をつなぐ「と」(パンと牛乳)、もう一つは一緒に何かをする相手を示す「と」(母と行く)。名詞につく。ほかに引用や条件の用法もあるが、あとで学ぶ。
- は wa - topic marker は — 話題(主題)を示す 「は」は文の話題(何について話すか)を示す助詞で、「〜については」という意味。書く時は「は」、読む時は「わ」。名詞につき、「AはBです」の基本の文で使う。
名詞文(コピュラ) 1 『A は B です』の言い方と、否定・過去。
動詞の基本 4 どの動詞でも使う基本の活用。
動詞の形 6 役に立つ動詞の語尾とその変化。
- ないで naide 〜ないで — 「〜しないで」の状態で ある動作をしない状態で、次の動作をすることを表す。動詞のない形に「で」を付ける。「〜しないで〜する」の形。
- たことがある ta koto ga aru 〜たことがある — 経験を言う 「動詞のた形+ことがある」で、これまでに一度でもそれをした経験があることを表す。動詞の普通の過去形(た形)につく。過去の経験を話す時に使う。
- たい tai 〜たい — したい気持ち 「〜たい」は動詞のます形から「ます」をとった形につき、話し手が「〜したい」と思う気持ちを表す。い形容詞のように活用する。自分の願望を言う時や、相手に聞く時に使う。
- てある te aru 〜てある — 誰かがしておいた結果の状態 「他動詞のて形+ある」は、誰かが意図して行った動作の結果が、そのまま残っている状態を表す。ものが主語になり「が」で示す。目の前の様子を説明する時によく使う。
- ている te iru 〜ている — 進行中の動作・今の状態 「動詞のて形+いる」は、進行中の動作(〜している)や、結果が続いている状態を表す。日本語でとても大切な形の一つ。ていねいな形は「〜ています」。
- 動詞(どうし)の丁寧形(ていねいけい)・時制(じせい)(ます/ました/ません/ましょう) doushi no teineikei / jisei 動詞のていねい形 — ます・ました・ません・ましょう 動詞のていねい形は「ます」で終わる。現在・未来(ます)、過去(ました)、否定(ません)、過去の否定(ませんでした)、さそい(ましょう)を表す。ていねいに話すときの基本の形。
形容詞 2 2種類の形容詞と、その変化の仕方。
文型・表現 34 決まった文型と日常の表現。
- だ / です da / desu だ/です — 「AはBだ」の文をつくる だ と です はどちらも「〜である」の意味で、「AはBだ」の文を結ぶ。です は丁寧な言い方、だ は普通体(くだけた言い方)。名詞(とナ形容詞の語幹)に付く。
- でも demo でも — 「しかし」のやわらかい言い方 前の文の内容に対して、逆の事や予想と違う事を述べるときに文の初めに置く接続詞。会話でよく使う。
- どんな donna どんな〜 — 「どのような〜」と性質をたずねる 物や人の種類・性質・様子をたずねる疑問の言葉。名詞の前に付いて「どんな+名詞」の形で使う。
- どうやって douyatte どうやって〜 — 方法や手順をたずねる 方法・手順・手段をたずねる疑問の言葉。「どうやって+動詞」の形で、「どんな方法で〜するのか」を聞く。
- があります ga arimasu 〜があります — 物が「ある」 物や、動かない物・出来事が「ある」ことを表す。「場所に+物が+あります」の形で使う。人や動物には「います」を使う。
- がほしい ga hoshii 〜がほしい — 物を手に入れたい 自分が物をほしいと思う気持ちを表す。「名詞+がほしいです」の形で、い形容詞と同じように活用する。
- がいます ga imasu 〜がいます — 人・動物が「いる」 人や動物が「いる」ことを表す。「場所に+人・動物が+います」の形で使う。物には「あります」を使う。
- い-adjectives i-adjectives い形容詞 — 語尾が「い」の形容詞 語尾が「い」で終わる形容詞。そのままの形で名詞を修飾し、「です」を付けるとていねいな文になる。活用は語尾の「い」が変わる。
- 一緒(いっしょ)に issho ni 一緒に〜 — だれかと「いっしょに」する だれかと同じ時間に同じ動作をすることを表す副詞。「〜と一緒に」の形で相手を示し、誘うときは「一緒に〜ましょう」を使う。
- じゃない・ではない janai / dewa nai 〜じゃない/〜ではない — 「だ」「です」の否定 名詞とな形容詞の「〜です/〜だ」を否定する言い方。「じゃ」は「では」を話し言葉でくだけて言ったもの。ていねいな形は「〜じゃないです」「〜ではありません」。
- か~か ka~ka Aか B — 「AまたはB」と選ぶ 二つ以上の中のどちらか一つを選ぶことを表す。名詞のあいだに「か」を入れて、「AかB」の形で使う。
- けど kedo 〜けど — 「でも」のくだけた形 前の内容と反対の事を後ろに続ける接続の言葉。普通形に付く。会話でよく使い、ていねいな場面では「が」「けれども」を使う。
- けれども keredo mo 〜けれども — ていねいな「しかし」 前の内容と反対の事を続ける接続の言葉。「けど」より少しあらたまった言い方で、普通形にも、ていねいな形にも付く。
- な-adjectives na-adjectives な形容詞 — 名詞の前で「な」になる 名詞を修飾するとき、語の後ろに「な」が付く形容詞。「静か」「きれい」「大切」など。述語では「です」「だ」が付く。
- なる naru 〜になる/〜くなる — 変化を表す「なる」 状態や身分が変わることを表す動詞。名詞とな形容詞には「に」、い形容詞には「く」を付けて「なる」を続ける。
- んです ndesu 〜んです — 理由・事情を説明する 理由や事情を説明するときや、説明を求めるときに文末に付ける表現。「のです」の話し言葉で、普通形に付く。
- に行(い)く ni iku 〜に行く — 目的を持って行く ある場所へ、何かをするために行くことを表す。動詞のます形の語幹(または動作を表す名詞)に「に」を付けて、「行く」を続ける。
- にする ni suru 〜にする — 選ぶ・決める 「名詞+にする」で「それに決める・それを選ぶ」という意味を表す。注文や選択の場面でとてもよく使う。名詞にそのままつく。
- のです no desu 〜のです — 説明・理由を言う文末(話し言葉は「〜んです」) 「のです」は、説明や理由を伝える気持ちを文に加える。動詞・形容詞の普通形につき、な形容詞と名詞は「な」をつけてから「の」。会話では「んです」になることが多い。
- のが下手(のがへた) no ga heta 〜のが下手だ — 〜するのが苦手・うまくない 「動詞の辞書形+のが下手です」で「〜するのがうまくない」を表す。「の」が動詞を名詞のようにまとめ、「下手」はな形容詞。技術や活動について使う。
- のが上手(のがじょうず) no ga jouzu 〜のが上手だ — 〜するのがうまい 「動詞の辞書形+のが上手です」で「〜するのがうまい」を表す。「の」が動詞を名詞のようにまとめ、「上手」はな形容詞。技術をほめる時の自然な言い方。
- のが好(す)き no ga suki 〜のが好きだ — 〜することが好き 「動詞の辞書形+のが好きです」で「〜することが好き」を表す。「の」が動詞を名詞のようにまとめ、好きなことは「が」で示す。趣味や習慣を言う時に使う。
- しかし shikashi しかし — 逆接の接続詞(かたい言い方) 「しかし」は文の初めに置き、前の文と反対の内容を述べる接続詞で、「けれども」という意味。「でも」よりかたく、書き言葉やあらたまった話し方でよく使う。
- そして soshite そして — 前の内容につけ加える 「そして」は、前の内容に別の内容をつけ加える接続詞で、「それに加えて」「そのあと」の意味を持つ。文と文をつなぐほか、形容詞をつなぐこともできる。文頭や形容詞のて形のあとに置く。
- たり~たり tari~tari 〜たり〜たりする — 例を挙げて言う 「〜たり〜たりする」は、二つ以上の動作や状態を例として並べて、「AしたりBしたりする」という意味を表す。各動詞を普通の過去形(た形)にして「り」をつけ、最後に「する」で終える。すべてを挙げたわけではない。
- つもり tsumori 〜つもりだ — 予定・考え 「動詞の辞書形+つもりです」で、自分がこうしようと考えている予定や意志を表す。心の中ですでに決めていることを言う。否定は「ない形+つもりです」または「〜つもりはありません」。
- あの ano あの+名詞 — 「あちらにある〜」 「あの」は、話し手からも聞き手からも遠いものや人を指す。必ず名詞の前に置く。この(私の近く)・その(相手の近く)・あの(どちらからも遠い)・どの(どれ)のセットで覚える。
- そこ soko そこ — 「相手の近くの場所」 「そこ」は、聞き手の近くの場所や、今話に出た場所を指す言葉。ここ(ここ)・そこ(相手の近く)・あそこ(遠い)・どこ(どこ)のセットで覚える。名詞のように「に」「で」「へ」などの助詞が付く。
- どこ doko どこ — 「場所をたずねる言葉」 「どこ」は場所をたずねる疑問詞。答えが入る位置に置き、文の最後に「か」を付ける。「は」(場所)、「へ」(行き先)、「で」(動作をする場所)などと一緒に使う。
- いくら ikura いくら — 「値段をたずねる言葉」 「いくら」は値段や金額をたずねる疑問詞。「Aはいくらですか」で、Aの値段をきく。答えは「500円です」のように、数字+円で言う。
- だれ dare だれ — 「人をたずねる言葉」 「だれ」は人をたずねる疑問詞。「Aはだれですか」「だれの+名詞」の形で使う。ていねいな言い方は「どなた」。
- いつ itsu いつ — 「時をたずねる言葉」 「いつ」は時や日をたずねる疑問詞。「Aはいつですか」や「いつ行きますか」の形で使う。「から」「まで」を付けて、始まりや終わりをきくこともできる。
- その sono その+名詞 — 「相手の近くの/今話に出た〜」 「その」は、聞き手の近くにあるものや人、または今話に出たものを指す。必ず名詞の前に置く。この(私の近く)・その(相手の近く)・あの(どちらからも遠い)・どの(どれ)のセットで覚える。
- 代名詞(だいめいし)(彼(かれ)/彼女(かのじょ)/わたし など) daimeishi 代名詞 — わたし・彼・彼女 代名詞は人を表す言葉の代わりに使う。わたし・あなた・彼・彼女などがある。「は」「の」などの助詞と一緒に使う。日本語では、文脈で分かるときは省略することが多い。
時間・順序 8 前・後・あいだ、動作の順序。
- いつも itsumo いつも〜 — 「いつでも・習慣として」 ある事がほとんどいつも、または習慣として繰り返される事を表す副詞。肯定の文で、よくする事や決まった行動に使う。
- まだ mada まだ〜 — 「今も続く」「まだ〜ない」 ある状態や動作が今も続いていること、または、期待された事がまだ起きていないことを表す副詞。肯定文では「まだ〜している」、否定文では「まだ〜ない」。
- まだ~ていません mada ~te imasen まだ〜ていません — まだ〜していない 期待された、またはするはずの事が、今の時点でまだ終わっていないことを表す。動詞のて形+いません。「もう〜ましたか」の答えにもなる。
- 前(まえ)に mae ni 〜前に — 「〜する前に」 前に は「〜する前に」の意味で、前に置いた動作よりあとに来る動作が先に行われる。動詞の辞書形、名詞+の、数字を含む時間の語に付く。
- もう mou もう〜 — 「すでに」「これ以上」 肯定の文では「すでに終わった」、否定の文では「これ以上〜ない」を表す副詞。「もう〜ましたか」の質問でもよく使う。
- それから sore kara それから — 順番に続けて言う 「それから」は、時間の順に文をつなぎ、「そのあと」という意味を表す。毎日の流れなど、動作を順番に言う時に使い、ものを並べる時に「もう一つ」と加える時にも使う。次の文の初めに置く。
- てから te kara 〜てから — 〜したあとで 「動詞のて形+から」は、前の動作が終わったあとで次の動作をすることを表す。一つの文の中で、二つの動作の順番をはっきり言う。時制は文末の動詞で決まる。
- とき toki 〜とき — 〜する時、〜した時 「とき」は「〜の時」という意味で、主な文が行われる時を示す。前には名詞を修飾する形が来る:動詞・い形容詞は普通形、な形容詞は「な」、名詞は「の」。
理由・原因 3 理由や原因を述べる言い方。
程度・範囲 5 どのくらい・「くらい」「ほど」「だけ」など。
- 一番(いちばん) ichiban 一番〜 — 「いちばん」で最上を表す 三つ以上の中で、程度が最も高い・多いことを表す副詞。形容詞や「好き」などの前に置く。範囲は「〜の中で」「〜で」で示せる。
- の中で[A]が一番(のなかで[A]がいちばん) no naka de [A] ga ichiban 〜の中で[A]が一番… — 範囲の中で最も〜 あるグループの中で一番のものを言う表現。「名詞+の中で」で範囲を示し、「Aが一番+形容詞・動詞」で「最も〜」を表す。最上級の言い方。
- とても totemo とても — 程度が高いことを表す 「とても」は「たいへん」という意味の副詞で、形容詞(や気持ち・程度を表す動詞)の前に置いて、程度が高いことを表す。日常会話で最もよく使う、ふつうの「とても」の言い方。
- は〜より・・・です wa ~yori... desu AはBより〜です — AのほうがBより〜 比べる文の基本の形で、「AはBより形容詞です」は「AはBよりも〜だ」という意味。「より」は比べる相手を示す。名詞につき、述語には形容詞が来る。
- 程度(ていど)の副詞(ふくし)(すこし/すぐ/もっと など) teido no fukushi 程度・様子の副詞 — すこし・もっと・すぐ 副詞は動詞や形容詞の前に置き、程度・早さ・様子を表す。N5でよく使うのは、すこし・もっと・もう・すぐ・ゆっくりなど。
推量・伝聞 2 『〜そう』『〜らしい』『〜ようだ』など。
依頼・許可・禁止 15 頼む・許す・禁じる言い方。
- ちゃいけない・じゃいけない cha ikenai / ja ikenai 〜ちゃいけない/〜じゃいけない — くだけた「〜してはいけない」 「〜てはいけない」を会話で縮めた言い方。て形の「て」が「ちゃ」、「で」が「じゃ」になり、「禁止(〜してはだめ)」を表す。友だちやカジュアルな場面で使う。
- ほうがいい hou ga ii 〜たほうがいい — 「〜するといい」と勧める 相手に「そうするのがよい」と助言するときの言い方。動詞のた形に付く。「しないほうがいい」と、しない方を勧めることもできる。
- ませんか masen ka 〜ませんか — ていねいな誘い 相手を誘うときのていねいな言い方。動詞のます形の否定「〜ません」に「か」を付ける。形は否定の質問だが、意味は「一緒に〜しませんか」という誘い。
- ましょうか mashouka 〜ましょうか — 申し出・提案 自分が何かをしようと申し出たり、相手に一緒にすることを提案したりするときの言い方。動詞のます形に付く。
- ないでください naide kudasai 〜ないでください — 〜しないでほしい 相手に「その動作をしないように」と頼む言い方。動詞のない形に「でください」を付ける。禁止よりはやわらかいお願い。
- ないといけない naito ikenai 〜ないといけない — 〜しなければならない 「しないと困る」「する必要がある」という義務を表す。動詞のない形の「い」を取って「ないと」を付け、「いけない」を続ける。会話でよく使う。
- なくてもいい naku temo ii 〜なくてもいい — しなくてよい 「その動作をする必要がない」ことを表す。動詞のない形の「い」を取って「なくても」を付け、「いい」を続ける。
- なくちゃ nakucha 〜なくちゃ — 〜しなくては(口語) 「しなければならない」をくだけて言う形。「なくては」が「なくちゃ」に縮まったもの。親しい人との会話で使い、後ろの「いけない」はよく省く。
- なくてはいけない nakute wa ikenai 〜なくてはいけない — 〜しなければならない 「する必要がある」「しないと困る」という義務を表す。動詞のない形の「い」を取って「なくては」を付け、「いけない」を続ける。
- なくてはならない nakute wa naranai 〜なくてはならない — あらたまった義務 規則・決まり・社会的な義務など、「しなければならない」ことをあらたまって言う形。動詞のない形の「い」を取って「なくては」を付け、「ならない」を続ける。
- をください o kudasai 〜をください — ものを頼む 「名詞+をください」は、ものを頼む基本の言い方で「〜をください」という意味。店やレストラン、人にものを頼む時に使う。数や助数詞をつけると量も言える。
- てください te kudasai 〜てください — ていねいな依頼・指示 「動詞のて形+ください」は、人に何かをしてもらうよう頼む基本の言い方で、「〜してください」という意味。ふつうの依頼として十分ていねいで、指示にも使う。あまり親しくない相手などに使える。
- てはいけない te wa ikenai 〜てはいけない — 禁止 「動詞のて形+はいけない」で、それをしてはいけないという禁止を表す。決まりや掲示、注意に使う。ていねいな形は「〜てはいけません」。
- てもいいです temo ii desu 〜てもいいです — 許可 「動詞のて形+もいいです」で、許可を与えたり、求めたりする。「〜てもいいですか」は「〜してもよろしいですか」という質問。日常でとてもよく使う。
- 応答(おうとう)・場面(ばめん)の表現(ひょうげん)(どうぞ など) outou / bamen no hyougen 応答・場面の表現 — どうぞ など 「どうぞ」は、すすめる・さそう・許可するときのていねいな言葉で、「どうか/お先に」の意味。「どうぞお入りください」「お先にどうぞ」などの決まった言い方で使う。形は変わらず、単独でも使える。
複合動詞・接尾 2 動詞に付いて意味を足す語尾。
敬語 1 尊敬語・謙譲語(敬語)。
日常の文法:条件、理由、時間の表現、依頼など。
助詞 3 文の中で各語の役割を示す小さな語。
- ばかり bakari ばかり — 〜だけ、〜ばかりしている 「ばかり」は、同じことばかりが続くこと、またはそれしかないことを表し、「〜ばっかり」という意味。批判や驚きの気持ちを含むことが多い。名詞や、動詞の「て形+いる」につく。
- かい kai かい — くだけた、親しみのある疑問の文末 文末に付いて「はい・いいえ」で答える質問を作る助詞。やわらかく親しみのある調子で、男性や年配の人、子どもなど年下や親しい相手に優しく話しかけるときに使う。
- も mo 数量+も — 数量が多いことを強調 数量を表す言葉のあとに「も」を付け、思ったより多いことを強調する。「〜も」で「〜という多さだ」と、話し手の驚きを表す。
動詞の形 18 役に立つ動詞の語尾とその変化。
- 意向形(いこうけい) ikou kei - volitional form 意向形 — 「〜しよう」 「〜ましょう」の普通形。会話で、相手を誘う(〜しよう)や、自分の意志を言う(〜しようと思う)ときに使う。
- ことができる koto ga dekiru 〜ことができる — 能力・可能 動詞の辞書形に付けて「〜できる」を表す。能力や可能性を言い、可能形(弾ける)より少し改まった感じがある。
- られる rareru られる — 可能形(〜できる) 「〜することができる」を表す可能形。2グループ動詞は語幹に「られる」、1グループ動詞は語尾をえ段にして「る」を付け、「する」は「できる」、「来る」は「来られる」になる。
- させられる saserareru 〜させられる — 使役受身「無理にさせられる」 使役形(させる)と受身形(られる)を合わせた形で、「他の人に〜させられる」=いやなことを強制されて行う意味を表す。やらされた人が主語になる。
- させる saseru 〜させる — 使役「〜させる」 ある人に動作をさせる(強制する・許す)ときの使役形。1グループ動詞は「ない形+せる」、2グループ動詞は「語幹+させる」、「する」は「させる」、「来る」は「来させる」。
- たがる tagaru 〜たがる — 第三者の「〜したい」 「〜たい」の第三者版。動詞のます形の語幹に「たがる」を付け、自分以外の人が何かをしたがっている様子を表す。ふつう「〜たがっている」の形で使う。
- てあげる te ageru 〜てあげる — 「相手のために〜する」 自分や身内が、他の人のために何かをしてあげることを表す。動詞のて形に「あげる」を付ける。受け取る人は「に」で示す。
- てほしい te hoshii 〜てほしい — 「相手に〜してもらいたい」 他の人にしてもらいたいことを表す。動詞のて形に「ほしい」を付ける。してほしい人は「に」で示す。否定は「〜ないでほしい」。
- ていく te iku 〜ていく — 「これから〜していく」 動詞のて形に「いく」を付けて、動作や変化が今から先へ続くこと、また話し手から離れていくことを表す。「勉強していく」「増えていく」など。
- ていた te ita 〜ていた — 過去に「〜していた」 動詞のて形に「いた」を付けて、過去のある時に動作が続いていたこと(進行中)や、過去のある時の状態を表す。丁寧には「〜ていました」。
- てくれる te kureru 〜てくれる — 「相手が私のために〜する」 他の人が自分(または身内)のために何かをしてくれることを表す。動詞のて形に「くれる」を付け、してくれた人が主語になる。
- てくる te kuru 〜てくる — 「行って戻る」「だんだん〜になる」「〜し始める」 動詞のて形に「くる」を付ける表現。(1)ある所へ行って戻る、(2)変化が今に向かって起きる、(3)ある状態や動作が始まる、などの意味がある。
- てみる te miru 〜てみる — 「ためしに〜する」 動詞のて形に「みる」を付けて、どうなるかためしにする、挑戦する意味を表す。意志的な動作に使う。
- てもらう te morau 〜てもらう — 「相手に〜してもらう」 他の人に何かをしてもらうことを表す。動詞のて形に「もらう」を付ける。してくれた人は「に」で示し、自分が主語になる。
- ておく te oku 〜ておく — 「前もって〜しておく」 動詞のて形に「おく」を付けて、後のために前もってその動作をしておくことを表す。準備や、そのままの状態にすることにも使う。
- てしまう / ちゃう te shimau / chau 〜てしまう/〜ちゃう — 完了と残念な気持ち 動詞のて形に「しまう」を付けて、(1)動作を最後までやり終えること、(2)うっかりしたり、残念だと思ったりすることを表す。くだけた会話では「ちゃう/じゃう」になる。
- てやる te yaru 〜てやる — 「目下・動物・植物に〜してあげる」 「〜てあげる」のくだけた言い方。動詞のて形に「やる」を付け、子ども・弟妹・ペット・植物など、自分より下の相手のために何かをする時に使う。
- 受身形(うけみけい) ukemi kei 受身形 — 〜られる(〜される) 受身形は、主語がほかの人から動作を受けることを表す:「ほめられる」「踏まれる」。動作をする人は「に」で示す。自分が迷惑を受けたことを言うときにも使う。
文型・表現 39 決まった文型と日常の表現。
- でも demo 名詞でも — 例を出して軽くすすめる 「名詞+でも」は、例を一つ出して、押しつけずに軽くすすめる言い方で、「〜のようなもの」という意味。「お茶でも飲みませんか」のように提案や誘いで使う。提案の気持ちをやわらげる。
- ではないか dewa nai ka 〜ではないか — 「〜ではありませんか」と確かめる・同意を求める 「ではないか」は、確認や反問をする言い方で、「〜ではありませんか」という意味。話し手が「そうだ」と思っていて、相手の同意を求めたり、指摘したりする。普通体で、やや男性的・かたい感じ。ていねい形は「ではありませんか」。
- が必要(がひつよう) ga hitsuyou 〜が必要だ — 〜がいる 「必要」は「いる」という意味のな形容詞。「名詞が必要だ」で何かが必要なことを表し、「AにはBが必要だ」で、Aのために必要なものを言う。条件・要求・アドバイスで使う。
- がする ga suru 〜がする — においや音、味、感じがする 「名詞+がする」は、鼻・耳・舌・感覚で感じるものを言う表現。におい・音・味・気持ち(気・感じ)などを表す。感じるものは「が」で示し、「する」は「感じられる」という意味。
- じゃないか janai ka 〜じゃないか — 確認・気づき・誘い 「じゃないか」(ていねいには「ではありませんか」)には、気づいたことを言う、同意を求める、意向形に付けて相手を誘う、の三つの使い方がある。
- かどうか ka dou ka 〜かどうか — 「〜か、そうでないか」 「はい・いいえ」で答える疑問を、文の中に入れて「〜か、そうでないか」と言う表現。普通形に付き、あとに「分からない・調べる・聞く・確かめる」などが続く。
- から作(つく)る kara tsukuru 〜から作る — 原料から作る 「Aから作る」は、何を原料にしてできたかを言う表現で、原料の形が加工で変わってしまう場合に使う(ぶどうからワイン)。形がそのまま見える材料には「Aで作る」を使う。
- こと koto こと — 動詞を名詞にする 動詞の辞書形・ない形に付けて、動作を名詞のようにまとめる。「〜すること」で、主語や述語になれる(趣味は写真を撮ることです)。
- ことがある koto ga aru 〜ことがある — 時々そういうことがある 動詞の辞書形・ない形に付けて、「いつもではないが、時々そういうことがある」を表す。過去形に付く「〜たことがある」(経験)とは別の文型。
- ことになる koto ni naru 〜ことになる — 自然に・周りの決定でそうなる 話し手自身の選択ではなく、状況や周りの決定によって、そういう結果になったことを表す。辞書形・ない形に付き、転勤や規則の知らせでよく使われる。
- ことにする koto ni suru 〜ことにする — 自分で決める 話し手自身が「〜しよう」と決めることを表す。辞書形・ない形に付く。「ことにした」は決めたこと、「ことにする」はその場で決める気持ちを言う。
- くする ku suru 〜くする — 状態を変える(い形容詞) い形容詞の「い」を「く」に変えて「する」を付け、「〜の状態にする」を表す。動作をする人が主語で、変える対象は「を」で示す。意図して状態を変えるときに使う。
- まま mama 〜まま — そのままの状態で ある状態が変わらないまま、別の動作や状況が起こることを表す。動詞の過去形・ない形、名詞+の、形容詞に付く(靴を履いたまま・窓を開けたまま)。
- または matawa または — 「あるいは」「もしくは」 二つ以上の選択肢から選ぶことを表す接続詞。名詞や文をつなぎ、「や」「か」より改まった言い方で、書類・掲示・説明書などでよく使われる。
- など nado など — 例をあげる「〜や〜など」 一つまたはいくつかの例のあとに付けて、ほかにも似たものがあることを表す。「AやBなど」の形でよく使い、一つの例としてやわらかく言う効果もある。
- ながら nagara 〜ながら — 「〜しながら…する」同時に二つの動作 ながら は、同じ人が同時に二つの動作をするとき、「〜しながら…する」と結ぶ。動詞のます形から ます を取った形(連用形)に付く。文の最後の動作が中心になる。
- に気(き)がつく ni ki ga tsuku 〜に気がつく — 気づく・発見する それまで気づいていなかったことに、はっと気づくことを表す。気づく対象は「に」で示し、文が前に来るときは「〜ことに気がつく」の形にする。
- にする ni suru 〜にする — 選ぶ・状態を変える 主な使い方は二つ。名詞に付けて「選ぶ・決める」(お茶にします)、状態を表す言葉に付けて「〜の状態にする」(部屋をきれいにする)。選んだり変えたりするのは、動作をする人。
- のに noni 〜のに — 予想に反する「〜けれども」 予想や期待に反することを述べるときの言い方。普通形に付き、名詞とな形容詞は「〜なのに」になる。不満・意外・残念な気持ちが入る。
- のは〜だ nowa~da 〜のは〜だ — 「〜なのは…だ」と取り出す ある部分を取り出して強調する文型。「動詞・形容詞の普通形+のは+名詞(など)+だ」で、「〜するのは…だ」「〜なのは…だ」の形になる。
- さすが sasuga さすが — 「評判どおり、さすが〜だ」 人や物が評判や期待どおりにすぐれていることに感心したときの言葉。「さすが+名詞」「さすが+だ」の形で、ほめる気持ちを表す。
- し shi 〜し — 理由や事柄を並べる 普通形に付けて、いくつかの理由や事柄を並べる。「安いし、おいしい」のように、「ほかにもある」という気持ちを含む。理由として「〜から」の代わりにも使う。
- それでも sore demo それでも — 「そうであっても」 前の文の事柄があっても、結果は変わらず、逆のことが起きる/行うという接続詞。文頭に置く。
- それに sore ni それに — 「そのうえ」 前の文に、同じ方向のことをさらに付け加える接続詞。よい点にはよい点、悪い点には悪い点を足す。
- て / で te / de 〜て/〜で — 文をつなぐて形 て形で、動作を順番につなぎ(食べて、走った)、理由(風邪をひいて、休んだ)や並べて言う(安くて、おいしい)。い形容詞は「〜くて」、な形容詞・名詞は「〜で」。
- てすみません te sumimasen 〜てすみません — 「〜してごめんなさい」 動詞のて形(または名詞+で)に「すみません」を付けて、その理由で相手にめいわくをかけたことを謝る言い方。丁寧には「すみませんでした」。
- てよかった te yokatta 〜てよかった — 「〜して本当によかった」 実際に起きたことについて、うれしい・安心したと感じる気持ちを表す。動詞のて形に「よかった」を付ける。名詞・形容詞は「で」「くて」に付く。
- と言(い)ってもいい to ittemo ii 〜と言ってもいい — 〜と言っても間違いではない かなり強い判断を、やわらかく言う表現。「〜と言っても間違いではない」という意味。文の普通形に付く。評価や意見を述べるときに使う。
- という to iu 〜という — 名前を示す「〜と呼ばれる」 相手が知らないかもしれないものの名前を示す言い方。「という」の前に名前、後ろに名前を付けられた物を置く。人・場所・店・料理・作品などの紹介によく使う。
- ということ to iu koto 〜ということ — 内容をひとまとまりの「こと」にする 文全体を名詞のかたまりにして「〜という事実・〜という内容」を表す。文の普通形に付く。「知る」「分かる」「言う」などの動詞と一緒に使ったり、感想の主語にしたりする。
- と思(おも)う to omou 〜と思う — 自分の考え・推測を言う 自分の意見や推測を述べる言い方。文の普通形に付く。断定を避けてやわらかく言えるので、会話でとてもよく使う。
- とか~とか toka~toka 〜とか〜とか — 例を挙げる「〜や〜など」 くだけた言い方で例を挙げる表現。「AとかBとか」で「AやBなど」の意味。名詞・動詞・形容詞に付き、ほかにもあることをにおわせる。
- って tte 〜って — 〜は/〜という(くだけた言い方) 会話で話題を取り上げる、くだけた助詞。「〜は」「〜という」「〜と言う」の代わりに使う。人や物について話すときや、名前をたずねるときに使う。
- は〜が〜は wa~ga... wa 〜は〜が、〜は〜 — 二つを対比する 二つのものを並べて対比する言い方:「Aは〜が、Bは〜」。それぞれの話題に「は」を付け、「が」(しかし)でつなぐ。好み・習慣・量などの比較に使う。
- 予定(よてい)だ yotei da 〜予定だ — すでに決まっている予定 すでに決まっている計画や日程について述べる:「〜する予定だ」。動詞の辞書形、または名詞+「の」に付く。旅行・約束・行事などに使う。
- ようになる you ni naru 〜ようになる — できなかったことができるようになる できなかった・しなかったことが、できる・するようになる変化を表す。動詞の辞書形や可能形に付く。技能・習慣・少しずつ起きる変化によく使う。
- ようにする you ni suru 〜ようにする — 〜するように努力する・気をつける あることをするよう、またはしないよう、続けて努力することを表す:「〜するよう気をつける」。動詞の辞書形・ない形に付く。習慣や注意するときによく使う。
- ようと思(おも)う you to omou 〜ようと思う — 〜しようと考えている これからしようと考えていることを言う:「〜しようと考えている」。動詞の意志形(〜よう・〜おう)に付く。話し手自身の考えで、はっきり決めたというより少しやわらかい。
- ぜひ zehi ぜひ — 強く願う・すすめる気持ち 願いや依頼を強める副詞:「必ず・どうしても」。「〜たい」「〜てください」「〜てほしい」と一緒に使い、そうしてほしい・そうしたいという強い気持ちを表す。
条件・仮定 6 『〜たら』『〜ば』『〜なら』など「もし」の言い方。
- ば ba 〜ば — 条件を表す「もし〜なら」 「ば形」は条件を表し、「〜ならば(……)」という意味。動詞や形容詞から作り、条件のもとで自然に起こることや一般的な結果を言うことが多い。N4で学ぶ基本の条件の形。
- 場合(ばあい)は baai wa 〜場合は — 〜の時には、もし〜なら 「場合は」は、起こるかもしれない状況(ケース)を取り上げ、その時にどうするか・どうなるかを言う。前には名詞を修飾する形が来る(普通形、名詞+の)。規則・お知らせ・説明でよく使う。
- なら nara 〜なら — 相手の話や状況を受けて「もし〜なら」 相手が言ったことや、その場の状況を受けて、「それなら〜」と助言・意見・依頼を述べる条件の表現。普通形に付き、名詞・な形容詞には「だ」を付けない。
- たら tara 〜たら — 「もし〜なら」「〜したあとで」 動詞・形容詞・名詞の「た形」に「ら」を付けた条件の言い方。「もし〜なら」の仮定と、「〜したあとで」の確定した出来事の両方に使える。
- ても temo 〜ても — 「たとえ〜でも」 前の条件があっても、後ろの結果は変わらないことを表す。動詞は「て形+も」、い形容詞は「〜くても」、名詞・な形容詞は「〜でも」。
- と to 〜と — 〜すると、自然に〜になる 「と」は、前のことが起きると、後のことが自然に・必ず起きることを表す条件の言い方。動詞・形容詞などの普通形(現在形)に付く。自然現象、機械の操作、習慣、道案内によく使う。
時間・順序 13 前・後・あいだ、動作の順序。
- 間(あいだ) aida 間 — 「〜の間」「〜している間」 間(あいだ)は時間や空間の「幅」を表し、「〜している期間ずっと」「〜の期間」、また「AとBの間」の意味で使う。時間では、名詞+の、または動詞(ふつう「〜ている」など続く状態を表す形)に付く。
- 間(あいだ)に aida ni 〜間に — 〜している間のどこかで 「間に」は、ある状態や動作が続いている期間の中の、どこかで別のことが起きることを表す。続く期間は「〜ている」の形で表すことが多い。前には名詞を修飾する形が来る:普通形、または名詞+の。
- 後(あと)で ato de 〜あとで — 〜したあと、あとで 「あとで」は、動詞のた形や「名詞+の」につくと「〜したあと」、単独では「しばらくしてから」という意味。ある動作が別の動作のあとに行われることを表す。動詞のた形+あとで、名詞+の+あとで。
- 頃(ころ / ごろ) koro / goro 頃(ころ/ごろ)— おおよその時間・時期 おおよその時間・時期を表す。はっきりした時刻のあとでは「ごろ」(三時ごろ)、時期や出来事のあとでは「ころ」(子どものころ)と読み、「だいたい〜」「〜のとき」の意味になる。
- 急(きゅう)に kyuu ni 急に — 突然・とつぜん 「突然」「いきなり」の意味の副詞。前触れなく、すばやく起こる変化や出来事を表し、動詞の前に置く。いいことにも悪いことにも使える。
- までに made ni までに — 期限を表す 期限を表す。その時間より前、またはその時間までに動作を終えることを言う。時間を表す語や動詞の辞書形に付く。動作が続く終点を表す「まで」とは違う。
- おきに oki ni 〜おきに — 「間をあけて繰り返す」 数や時間の言葉に付いて、同じ間隔で繰り返すことを表す。「十分おきに」「一日おきに」のように使う。
- さっき sakki さっき — 少し前(くだけた言い方) 今から少し前、数分から数時間くらい前を指す副詞。文は過去形で終わる。丁寧に言うときは「先ほど」を使う。
- たばかり ta bakari 〜たばかり — 「〜してすぐ」 動詞のた形に付いて、その動作をしてから時間があまりたっていないことを表す。話し手が「ついさっき」と感じていれば、実際は数日や数か月前でもよい。
- たところ ta tokoro 〜たところ — 「〜し終えたばかり」 動詞のた形に付いて、その動作が終わった直後であることを表す。「今」「ちょうど」と一緒によく使う。
- ているところ teiru tokoro 〜ているところ — 「ちょうど〜している最中」 動詞のて形に「いるところ」を付けて、その動作が今まさに進んでいる最中であることを表す。「今」「ちょうど」と合わせて使うことが多い。
- ところ tokoro 〜ところだ — これから〜する、ちょうど〜しようとしている これから動作が始まる直前であることを表す。動詞の辞書形に付く。ここでの「ところ」は時間の一点を指し、「これから」「ちょうど」「今から」とよく一緒に使う。
- やっと yatto やっと — 苦労や長い時間のあと、ようやく実現する 副詞で「ようやく」の意味。長く待ったことや苦労したことが、やっと実現したことを表す。完了や達成を表す動詞と一緒に使い、過去形が多い。
理由・原因 1 理由や原因を述べる言い方。
程度・範囲 7 どのくらい・「くらい」「ほど」「だけ」など。
- あまり~ない amari~nai あまり〜ない — それほど〜ない 「あまり」は否定の形といっしょに使い、「それほど〜ない」「あまり〜しない」の意味を表す。程度や回数を少しやわらかく否定する。否定の形容詞・動詞の前に置く。はっきり否定するより穏やかな言い方。
- だけで dake de 〜だけで — それだけで、それだけのことで 「だけで」は、それだけの小さなことで、ある結果が生まれることを表し、「〜するだけで」という意味。動詞や名詞につき、後ろの部分で、その小さなことがもたらす結果を言う。驚きや気持ちを表すことが多い。
- なかなか~ない nakanaka~nai なかなか〜ない — なかなかそうならない 「なかなか」のあとに否定が続いて、簡単にはそうならない、期待しているのにそうならない、という意味を表す。難しさ・待つ気持ち・もどかしさを含む。
- の中(なか)で no naka de 〜の中で — 範囲の中で比べる あるグループや範囲を示し、その中の一つを選ぶ。「一番」「最も」とよく一緒に使い、「〜の中で、Xがいちばん〜」の形で最上級を言う。
- そんなに sonna ni そんなに — 「それほど」 程度が大きいことを、相手や話題に向けて「そんなに」と言う副詞。あとに否定が来ると「それほど〜ない」の意味になる。
- より yori 〜より — 比べる基準を示す 「より」は比べる基準を示す:「〜に比べて」。名詞や文のあとに付く。基本は「AはBより〜」で、AのほうがBよりも〜という意味。
- 全然(ぜんぜん)~ない zenzen~nai 全然〜ない — まったく〜ない 否定の形と一緒に使って、完全に否定する:「まったく〜ない」。「全然」は述語の前に置く副詞で、動詞・形容詞・能力などに使う。
推量・伝聞 18 『〜そう』『〜らしい』『〜ようだ』など。
- はずだ hazu da 〜はずだ — 根拠があって「当然〜だ」 事実や理屈をもとに、話し手が「当然そうなるはずだ」と確信をもって考えることを表す。動詞・形容詞は普通形、名詞は「の」、な形容詞は「な」に付く。
- はずがない hazu ga nai 〜はずがない — 「〜わけがない」 「はず」の否定形で、話し手が「〜ということは絶対にあり得ない」と強く考えることを表す。接続は「はずだ」と同じ。
- かしら ka shira 〜かしら — 「〜かな」(女性が使うことが多い) 文末に付いて「〜だろうか」と、自分に問いかけたり、親しい相手にやわらかく尋ねたりする。もともと女性が使うことが多く、男性は「かな」を使う。
- かもしれない kamo shirenai 〜かもしれない — 「〜の可能性がある」 「そうなる可能性がある」が、話し手は確かではないことを表す。動詞・形容詞は普通形に、名詞・な形容詞は「だ」なしで付く。ていねいには「かもしれません」。
- かな kana 〜かな — ひとり言のような疑問 文末に付いて「〜だろうか」という疑問・不安を、ひとり言のように言う。親しい相手にやわらかく尋ねることもできる。男女どちらも使う。
- きっと kitto きっと — 強い確信・推量 「そうなると強く信じている」という話し手の確信を表す副詞。「〜だろう」「〜でしょう」「〜と思う」や、未来を表す普通の文と一緒に使うことが多い。
- みたいだ mitai da 〜みたいだ — 様子の推量・たとえ 「ようだ」のくだけた言い方。見聞きしたことからの推量(〜らしい・〜ようだ)と、たとえ(〜のようだ)の二つの使い方がある。普通形に付き、名詞・な形容詞は「だ」「な」なしで付く。
- みたいな mitai na 〜みたいな — 名詞を修飾する「〜のような」 名詞の前に置いて「〜のような」の意味を表す。「〜のような」のくだけた言い方で、別のものや例にたとえて、後ろの名詞を説明する。
- みたいに mitai ni 〜みたいに — 動詞・形容詞を修飾する「〜のように」 動詞・形容詞の前に置いて「〜のように」の意味を表す。「〜のように」のくだけた言い方で、動作や状態を、ほかのものにたとえる。
- に見(み)える ni mieru 〜に見える — 外見からそう思える 外見からそのように感じられることを表す。名詞・な形容詞には「に」、い形容詞には「く」が付く(若く見える)。「〜そうに見える」で「〜しそうな様子だ」の意味が加わる。
- らしい rashii 〜らしい — 「〜ようだ」「〜と聞いた」 外から得た情報や、見聞きした状況から推し量って言う表現。普通形に付き、名詞とな形容詞は「だ」を取って付く。人から聞いた話にも、根拠のある推量にも使える。
- そうだ sou da [1] 〜そうだ — 伝聞「〜と聞いた」 他の人やニュースから聞いたことを伝える言い方。普通形に「そうだ」を付ける。「〜によると」「〜の話では」と一緒によく使う。
- そうだ sou da [2] 〜そうだ — 様態「〜に見える」 見た感じから「〜のようだ」と判断する言い方。動詞の語幹、い形容詞・な形容詞の語幹に「そうだ」を付ける。「雨が降りそうだ」のように、これから起こりそうなことにも使う。
- そうに / そうな sou ni / sou na 〜そうに/〜そうな — 様態の連用形・連体形 様態の「そうだ」を、動詞を修飾する「そうに」と、名詞を修飾する「そうな」の形にしたもの。「楽しそうに遊ぶ」「眠そうな顔」のように使う。
- と言(い)われている to iwarete iru 〜と言われている — 世間で〜と言われている 世間で一般に言われていること・信じられていることを伝える言い方。文の普通形に付く。常識・伝統・伝説・広く知られた意見などに使い、やや改まった印象がある。
- と聞(き)いた to kiita 〜と聞いた — 〜と人から聞いた 人から聞いた情報を伝える言い方で、「〜と(人から)聞いた」という意味。文の普通形に付く。聞いたのは話し手自身で、自分が直接受け取った伝聞に使う。
- ようだ you da 〜ようだ — 見たこと・感じたことからの推量 話し手が見たり聞いたり感じたりしたことをもとに判断する言い方。「〜らしい」「〜みたいだ」に近い。動詞・形容詞は普通形、な形容詞は「な」、名詞は「の」に付く。やや改まっていて、やわらかい。
- ように / ような you ni / you na 〜ように/〜ような — 〜のように・〜のような(たとえ・例示) あるものを別のものにたとえる言い方:「〜と同じように」。「ような」は名詞を、「ように」は動詞・形容詞を修飾する。名詞+の、または動詞の普通形に付く。
依頼・許可・禁止 9 頼む・許す・禁じる言い方。
- 必要(ひつよう)がある hitsuyou ga aru 〜必要がある — 「〜しなければならない」 動詞の辞書形に付いて「〜することが必要だ」と言う表現。「なければならない」よりも客観的で、やや改まった感じがあり、お知らせや説明でよく使われる。
- な na 〜な — 禁止の命令 動詞の辞書形に「な」を付けて、「〜してはいけない」という強い禁止の命令を表す。男性の話し言葉や、警告・標語など直接的な場面で使い、ていねいな会話には向かない。
- なければいけない nakereba ikenai 〜なければいけない — しなければならない 「しなければならない」と同じ意味で、義務・規則・必要なことを表す。動詞のない形の「い」を取って「なければ」を付ける。「なければならない」よりも話し言葉的。
- なければならない nakereba naranai 〜なければならない — 義務・当然のこと 義務や、当然しなければならないことを表す。「なければいけない」と同じ作り方だが、やや改まった感じで、規則・書き言葉・一般的な決まりでよく使われる。
- なさい nasai 〜なさい — やわらかい命令 親・先生など立場が上の人が使う命令、またはテスト問題の指示で使う。動詞のます形の語幹に付き、命令形よりやわらかいが、命令であることに変わりはなく、目上の人には使えない。
- させてください sasete kudasai 〜させてください — 「私にさせてください」 使役形のて形に「ください」を付け、自分がその動作をすることを許してもらうよう頼む表現。「考えさせてください」「休ませてください」のように使う。
- たらどう tara dou 〜たらどう — 「〜してはどうですか」 「たら」に「どうですか」を付けた、相手への提案・助言の言い方。やさしくすすめる気持ちを表す。ていねいには「〜たらどうですか」、くだけて「〜たらどう」。
- たらいいですか tara ii desu ka 〜たらいいですか — 「どうすればいいか」を聞く 「たら」+「いいですか」で、どうすればよいか助言や指示を求める質問の形。「どこで」「何を」「どう」などの疑問詞と一緒によく使う。
- ていただけませんか te itadakemasen ka 〜ていただけませんか — とても丁寧な依頼 「〜てください」よりずっと丁寧に頼む言い方。動詞のて形に「いただけませんか」を付ける。目上の人やお客様にお願いする時に使う。
複合動詞・接尾 10 動詞に付いて意味を足す語尾。
- 出(だ)す dasu 〜出す — 急に〜し始める 「動詞のます形の語幹+出す」は、動作が急に始まることを表し、「〜し始める」という意味。泣く・笑う・降るなど、前ぶれなく始まる動作によく使う。
- がり gari 〜がり — 〜と感じやすい人 「がり」は形容詞の語幹につく接尾語で、「〜と感じやすい人」という意味の名詞を作る。「寒がり」は寒さを感じやすい人のこと。人の性格や傾向を表す。
- がる / がっている garu / gatteiru 〜がる/〜がっている — 他の人の気持ちを表す 感情を表すい形容詞・な形容詞の語幹(ほしい・怖い・暑い・いや など)に付いて動詞になり、「〜という様子を見せる」を表す。自分ではなく、他の人の気持ちを言うときに使う。
- 始(はじ)める hajimeru 〜始める — 〜し始める 動詞のます形の語幹に付いて「〜し始める」の意味を表す。動作や変化が始まる瞬間を言い、そのあと続いていくことが多い。
- にくい nikui 〜にくい — 〜しにくい(難しい) 動詞のます形の語幹に付いて、「そうすることが難しい」を表す。物・道具・状況の性質のために、その動作がしにくいことを言う。い形容詞と同じように活用する。
- 終(お)わる owaru 〜終わる — 「〜し終える」 動詞のます形の語幹に付いて、その動作を最後までして終えることを表す。「やり終わる」「読み終わる」「食べ終わる」のように使う。
- さ sa 〜さ — 形容詞を名詞にする い形容詞の語幹やな形容詞の語幹に「さ」を付けて、程度・度合いを表す名詞にする。「高い→高さ」「重い→重さ」「寒い→寒さ」。
- 続(つづ)ける tsuzukeru 〜続ける — 同じ動作をやめずに続ける 動詞に付けて、同じ動作がやまずに続くことを表す。動詞のます形から「ます」を取った形に付く。長い間続く動作や、くり返される動作に使う。
- やすい yasui 〜やすい — 〜するのが簡単だ・〜しがちだ 動詞に付けて「〜するのが簡単だ」「〜しがちだ」を表す。動詞のます形から「ます」を取った形に付く。全体でい形容詞のように使う。反対は「〜にくい」「〜づらい」。
- づらい zurai 〜づらい — 〜するのが難しい・つらい 動詞に付けて、そうするのが難しい・不快だという意味を表す:「〜するのがつらい」。ます形から「ます」を取った形に付き、い形容詞のように活用する。身体的・心理的な不快さを伴うことが多い。
敬語 7 尊敬語・謙譲語(敬語)。
- でございます de gozaimasu 〜でございます — 「です」のていねいな言い方 「でございます」は「です」をさらにていねいにした言い方。店員がお客さんに話す時や、あらたまったアナウンスで使う。名詞につき、聞き手への敬意を込めて「〜です」を表す。
- ございます gozaimasu ございます — 「あります」「です」の丁重な言い方 「ございます」は「あります」(ある・持っている)のたいへんていねいな言い方で、名詞のあとでは「です」の代わりにもなる。店員・ホテルの人・正式な放送などで使われる。
- いらっしゃる irassharu いらっしゃる — 「いる・来る・行く」の尊敬語 「いる」「来る」「行く」の尊敬語。先生・お客様など、敬意を表したい人の動作について言うときに使う。
- いたします itashimasu いたします — 「します」の謙譲語 「します」の謙譲語。お客様や目上の人に対して、自分の動作をへりくだって言うときに使う。「案内いたします」のように名詞に付けたり、「お/ご+名詞」の形で使うことが多い。
- なさる nasaru なさる — 「する」の尊敬語 「する」の尊敬語。先生・お客様・社長など、敬意を表したい人の動作について言うときに使う。ます形は「なさいます」で、名詞のあとに付けて使うことが多い(散歩をなさる)。
- お~ください o~kudasai お〜ください — 丁寧な依頼(尊敬) 「〜てください」より丁寧な、相手を高める依頼の言い方。動詞のます形から「ます」を取った形に「お」を付け、「ください」を続ける。お店・案内・アナウンスでよく使う。
- お~になる o~ni naru お〜になる — 尊敬語の基本形 相手や話題の人の動作を高めて言う尊敬語。「お+動詞ます形の語幹+になる」で、先生・社長・お客様など目上の人の動作に使う。
流暢さへの橋渡し:ニュアンスのある文型・複合動詞・推量と伝聞・敬語。
助詞 1 文の中で各語の役割を示す小さな語。
動詞の形 1 役に立つ動詞の語尾とその変化。
文型・表現 81 決まった文型と日常の表現。
- ばよかった ba yokatta 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する 過去のことを後悔する言い方:「〜すればよかった」。動詞のば形に付く(否定は「〜なければよかった」)。自分がしたこと・しなかったことを振り返る。
- ばかりで bakari de 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方 同じことばかりして、すべきことをしない、または悪くなる一方であることを表す:「〜してばかりで」。動詞の辞書形に付く。批判や失望の気持ちが入る。
- ばかりでなく bakari denaku 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も 一つ目に二つ目を加える:「〜だけでなく、〜も」。動詞・形容詞は普通形、名詞はそのまま、な形容詞は「な」に付く。後半には「も」が来ることが多い。
- だけでなく dake de naku 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も 最初の内容に、別の内容を付け加える:「〜だけでなく、〜も」。名詞、動詞・形容詞の普通形に付く。後半には「も」「さえ」「まで」がよく来る。
- だけど dakedo だけど — しかし(くだけた言い方) 文の初めに置いて、前の文と逆の内容に展開する接続の言葉:「しかし」。前の文を「だ」で受けて「けど」を付ける形。「だが」「しかし」のくだけた話し言葉。
- ふりをする furi o suru 〜ふりをする — 〜のように見せかける 実際はそうでないのに、そうであるように見せかけることを表す。動詞の普通形・名詞+の・い形容詞・な形容詞+な に付く。
- 一方(いっぽう)だ ippou da 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む 状況がある方向にだけどんどん変わっていくことを表す。動詞の辞書形に付き、良くない変化に使うことが多い。
- 一体(いったい) ittai 一体 — いったい〜(疑問を強める) 疑問文で「いったい何が」「いったい誰が」のように使い、驚きやいらだち、強い疑問を表す副詞。疑問詞の前に置く。
- じゃない janai 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心) 文末の「じゃない」を上げ調子(↗)で言うと、否定ではなく、気づきや驚き、同意を求める気持ちを表す。くだけた会話、特に女性の話し言葉でよく使う。
- か何(なに)か ka nani ka 〜か何か — 〜とか、そのようなもの 名詞や動詞のあとに付けて、はっきり決めずに「〜とか、そのようなもの」という例を出す表現。選択をぼかすので、やわらかい言い方になる。
- 代(か)わりに kawari ni 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに ある人やものの代わりに別のものを使う・行う、または何かを受ける代わりにお返しをするという二つの意味を持つ。名詞には「の」、動詞・形容詞には普通形が付く。
- 結局(けっきょく) kekkyoku 結局 — いろいろあったが最終的に さまざまな経過や迷いのあとで、最終的にこうなった、と言う副詞。文頭または述語の前に置く。結果は意外だったり、望んでいなかったりする場合も多い。
- きり kiri 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり 名詞や数量のあとで「だけ」を表す用法と、動詞のた形のあとで「〜してから、それが最後で、その後は何もない」を表す用法がある。後ろに否定的な内容が来ることが多い。
- っけ kke 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認) 忘れかけたことを思い出そうとしたり、記憶を確認したりするときに文末で使う、くだけた表現。普通形(現在は名詞・な形容詞に「だ」)に付く。
- ことになっている koto ni natteiru 〜ことになっている — 〜という決まり・予定 規則・習慣・予定が決まっていることを表す。自分の意志ではなく、すでに決まっていることとして述べる。動詞の辞書形・ない形に付く。
- ことは~が koto wa~ga 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし 同じ言葉を繰り返して、「そのことは認めるが、不十分な点もある」と言う表現。前半で事実を認め、後半で「しかし」の内容を述べる。
- くせに kuse ni 〜くせに — 〜のに(非難・不満) 前の状態から予想されることとは反対のことを後ろで言い、非難・不満・軽べつの気持ちを表す。普通形(な形容詞・名詞は「〜なくせに」)に付く。
- も~ば~も mo~ba~mo AもBばCも — 〜も〜も(並べる) 二つの事柄を並べて、「〜も〜も」と言う表現。ば形を使って、良い点同士や悪い点同士、または反対のことを並べるのに使う。
- むしろ mushiro むしろ — どちらかといえば〜 二つのものを比べて、「どちらかといえば後者のほうが」と言う副詞。前の予想や常識とは反対に、実際はこうだ、と言うときにも使う。
- ながらも nagara mo 〜ながらも — 〜けれども、〜のに 二つのことが相反するときに使う逆接の表現。前の状態を認めながら、後ろで予想と違うことを述べる。動詞のます形・形容詞・名詞に付く。
- ないことはない nai koto wa nai 〜ないことはない — 〜できないわけではない 全く〜ないわけではなく、少しは可能性や条件があることを控えめに言う二重否定。ない形のあとに「ことはない」を付ける。
- なんか / なんて / など nanka / nante / nado 〜なんか/〜なんて/〜など — 例示・軽く見る気持ち 名詞(または文)につき、例を挙げる「〜のようなもの」や、それを軽く見る・否定的に見る気持ちを表す。「なんて」は意外なことへの驚きにも使う。「なんか」「なんて」は話し言葉、「など」は少し改まった言い方。
- に反(はん)して ni hanshite 〜に反して — 〜とは逆に・〜に背いて 「予想」「期待」「希望」などの名詞につき、結果がそれとは反対になったことを表す。また、規則や願いに背く意味にもなる。改まった表現で、書き言葉やニュースによく使われる。
- に関(かん)する / に関(かん)して ni kan suru / ni kan shite 〜に関する/〜に関して — 〜について 話題や対象を表す「〜について」「〜のことで」に近い言い方。「に関する」は名詞を修飾し、「に関して」は動詞を修飾する。「について」より少し改まっていて、書き言葉や報告でよく使う。
- にかわって / にかわり ni kawatte / ni kawari 〜にかわって/〜にかわり — 〜の代わりに ある人や物の代わりに、別の人が行うことを表す。名詞(多くは人)につく。「にかわり」は書き言葉・改まった言い方。
- に慣(な)れる ni nareru 〜に慣れる — 〜に習慣がつく・なじむ 何度も経験して、その物事が特別でなくなる・楽にできるようになることを表す。名詞、または動詞の辞書形に「の」をつけて「に」で受ける。
- において / における ni oite / ni okeru 〜において/〜における — 〜で・〜の(改まった言い方) 場所・時間・分野を示し、そこで何かが行われることを表す、改まった言い方。「において」は動詞を修飾して「で」にあたり、「における」は名詞を修飾して「での」にあたる。書き言葉や式、案内によく使う。
- にしたがって ni shitagatte 〜にしたがって — 〜につれて・〜に沿って 2つの使い方がある。動詞の辞書形につくと、「前のことが変わるのに合わせて、後ろのことも変わる」。「指示」「規則」などの名詞につくと「それに従って」。
- にしては ni shite wa 〜にしては — 〜のわりに ある前提から普通に予想されることと、実際の様子とが合わないことを表す。「〜のわりに」と同じ意味。後ろには予想と違う結果が来る(よい場合も悪い場合もある)。
- に対(たい)して ni taishite 〜に対して — 〜に向かって・〜と反対に 主な使い方は2つ。動作や気持ちが向かう相手を表す「〜に向かって・〜へ」と、2つのことを比べる「〜と反対に・〜一方」。名詞につき、対比の時は文+のにもつく。
- にとって ni totte 〜にとって — 〜の立場から見て 誰の立場から見た判断・評価かを示す。人や団体につき、後ろには「大切だ」「難しい」「必要だ」などの評価が来る。
- について ni tsuite 〜について — 〜に関して・〜のことで 話す・考える・調べる・聞く・書くなどの内容や話題を表す。名詞につく。「〜に関して」よりも日常的で、いちばん普通の言い方。
- を中心(ちゅうしん)に o chuushin ni 〜を中心に — 〜を真ん中・中心として 〜を中心やおもな部分として、物事が広がる・行われることを表す。名詞につき、後ろにはその中心のまわりで起こる動作や状態が来る。
- をはじめ o hajime 〜をはじめ — 〜をはじめとして・代表的な例を挙げる 代表的な例(または一番目の例)を1つ挙げ、「その他も同じ」と全体を表す。名詞につき、後ろにはその全体について述べる。やや改まった言い方。
- を込(こ)めて o komete 〜を込めて — 気持ちを入れて ある気持ちや願いを入れて、動作をすることを表す。「心」「気持ち」「愛」「願い」など、感情を表す名詞につく。「込める」は中に入れるという意味。
- を通(つう)じて / を通(とお)して o tsuujite / o tooshite 〜を通じて/〜を通して — 〜を手段・仲立ちとして/〜の間ずっと 2つの使い方がある。人・媒体・経験などを手段や仲立ちとする「〜によって」と、ある期間や範囲の全体にわたる「〜の間ずっと」。名詞につく。「を通じて」と「を通して」はほぼ同じ意味。
- さらに sara ni さらに — その上・いっそう 2つの使い方がある副詞。すでにあることにもう1つ付け加える「その上」と、程度がもっと進む「いっそう・もっと」。やや改まった言い方で、文章や話し言葉の発表によく使う。
- さて sate さて — 話題や行動を切りかえる言葉 話題を変えたり、次の行動に移ったりする時に使う接続詞。演説・手紙・会話の区切りを示す。何かを始める時や、本題に入る時によく使う。
- しかない shikanai 〜しかない — それ以外に方法がない ほかに方法がなく、残された道がひとつだけであることを表す。動詞の辞書形につく。状況を受け入れたり、その道を選ぶ決意を表したりする。
- それとも soretomo それとも — 選ぶための「または」 疑問文で、2つ以上の選択肢を並べて「どちらか」を尋ねる接続詞。最初の質問のあとに、別の選択肢を出す。答えはその選択肢のどれかになる。
- すなわち sunawachi すなわち — 「つまり・言いかえると」 前に述べた内容を別の言い方で言いかえたり、説明を加えたりするときに使う、やや硬い接続の言葉。名詞や文の後に置き、そのあとに同じ意味の言い方を続ける。書き言葉や改まった場面でよく使う。
- たものだ ta mono da 〜たものだ — 昔をなつかしむ「よく〜したものだ」 動詞の「た形」に「ものだ」をつけて、過去の習慣や情景をなつかしい気持ちで思い出す言い方。「よく〜したものだ」の形が多く、「昔」「子どもの頃」などと一緒に使う。今はもうしていないことに使う。
- 確(たし)かに tashika ni 確かに — 「たしかにそうだ」と認める 「確かに」は「たしかにそうだ」と事実を認める副詞。そのまま同意を表す使い方と、先に認めてから「が・けれど」で反対のことを続ける使い方がある。話し言葉・書き言葉の両方で使う。
- 例(たと)えば tatoeba 例えば — 「例を挙げると」 前に述べたことの具体例を出すときに使う言葉。例の前に置き、例には名詞や短い言い方がくる。話し言葉・書き言葉の両方で使う。
- てばかりいる te bakari iru 〜てばかりいる — 「〜ばかりしている」 動詞のて形に「ばかりいる」をつけて、同じ動作ばかりしている、と言う表現。話し手の批判や心配の気持ちが入ることが多い。同じ動作が何度も続くことを表す。
- てしょうがない・てしかたがない te shou ga nai/te shikata ga nai 〜てしょうがない・〜てしかたがない — 「たまらないほど〜」 て形に「しょうがない」「しかたがない」をつけて、気持ちや体の感じが強すぎて抑えられない、と言う表現。「〜たい」「痛い」「気になる」など、感情や感覚を表す言葉に使う。
- て済(す)む te sumu 〜て済む — 「〜だけで解決する・〜しないで済む」 「済む」は「終わる・解決する」の意味。名詞+「で」や、否定のて形(〜なくて済む)につけて、少しの手間で、またはいやなことをしなくても、問題が解決したと言う。ほっとした気持ちが出る。
- ている場合(ばあい)じゃない teiru baai janai 〜ている場合じゃない — 「〜しているときではない」 動詞の「ている」に「場合じゃない」をつけて、「そんなことをしている余裕はない」と言う表現。状況が急ぎで、ほかにすべきことがあると、自分や相手に伝える。強く直接的な言い方。
- ても始(はじ)まらない temo hajimaranai 〜ても始まらない — 「〜しても意味がない」 動詞のて形+「も」+「始まらない」で、「そうしても何も進まない、意味がない」と言う表現。後悔・心配・待つことなど、状況を変えない行動に使い、「行動しよう」という流れになりやすい。
- てもしょうがない / てもしかたがない temo shou ga nai / temo shikata ga nai 〜てもしょうがない・〜てもしかたがない — 「〜しても意味がない」 動詞のて形+「も」+「しょうがない/しかたがない」で、「そうしても意味がない、どうにもならない」と言う表現。変えられないことを受け入れたり、気にしすぎないよう言ったりするときに使う。
- と言(い)えば to ieba と言えば — 「〜といったら」と話題にする 言葉や名詞に「と言えば」をつけて、その話題から思い浮かぶことを述べる表現。「〜といったら」にあたる。典型的なもの、有名な例、関連する話題を出すときに使う。
- といい / たらいい to ii / tara ii 〜といい・〜たらいい — 「願い」と「アドバイス」 動詞に「といい」「たらいい」をつけた表現には二つの使い方がある。自分では決められないことについては「願い」(〜だといいな)、相手に対しては「アドバイス」(〜したらいいですよ)。
- といっても to ittemo といっても — 「〜と言うが、実際は…」 普通形に「といっても」をつけて、まず言ったことを示し、そのあとで「実際はそれほどではない」と補足する表現。聞き手が持つかもしれない誤解を直す気持ちがある。
- と言(い)うと to iu to と言うと — 「〜という話になると」連想を言う 名詞に「と言うと」をつけて、その話題から思い浮かぶことや一般的に連想することを述べる表現。「と言えば」にとても近い。相手の言葉を確認する「〜のことですか」の意味でも使う。
- というより to iu yori というより — 「〜よりも…のほうが正確だ」 普通形や名詞に「というより」をつけて、「〜と言うよりも、…と言ったほうが正確だ」と言う表現。前の言い方を、より適した言い方に直す。後ろが話し手の本当の見方。
- と共(とも)に to tomo ni と共に — 「一緒に」と「〜につれて同時に」 「と共に」には二つの主な使い方がある。人やものにつくと「一緒に」、変化や出来事につくと「〜と同時に、〜に伴って」の意味。やや改まった言い方で、書き言葉でよく使う。
- ところで tokoro de ところで — 話題を変える「それはそうと」 文の最初に置いて、話題を変えるときに使う接続詞。「それはそうと」の意味。いまの話から新しい話に移るときに使い、後ろに質問が続くことが多い。会話・メール・スピーチなどで使う。
- ところが tokoro ga ところが — 予想と違う結果を述べる「しかし」 予定・期待・思い込みを述べた文のあとに置いて、予想と違う結果が起きたことを述べる接続詞。「しかし、実際は」の意味。過去の出来事に使う。
- とおりに toori ni とおりに — 「〜と同じように」 動詞の辞書形・た形、または名詞+「の」に「とおりに」をつけて、「〜と同じように」と言う表現。言われたこと、教えられたこと、書かれたことなどにそのまま従って行動する。指示や手本を表す言葉とよく使う。
- として toshite として — 「〜の立場・資格で」 名詞に「として」をつけて、ある人がどんな立場・資格・役割で何かをするか、あるいはあるものがどう見られるかを表す。人にも、ものや作品にも使える。
- とは限(かぎ)らない towa kagiranai とは限らない — 「いつも〜とは言えない」 普通形に「とは限らない」をつけて、「いつも〜とは言えない、例外もある」と言う表現。一般に思われていることを否定する。「必ずしも」「いつも」などと一緒によく使う。
- つい tsui つい — 「思わず・うっかり」 動詞の前に置く副詞で、意図せずに、つまり本当はするつもりがなかったのに、その行動をしてしまったことを表す。多くは「〜てしまう」と一緒に使い、後悔の気持ちが出る。
- ついでに tsuide ni ついでに — 「そのときに、あわせて」 動詞の辞書形・た形、または名詞+「の」に「ついでに」をつけて、「〜をする機会に、あわせてほかのこともする」と言う表現。メインの用事が先にあり、後ろは、ついでにする軽いことを表す。
- つまり tsumari つまり — 「言いかえると・要するに」 前に言ったことを、もっと分かりやすく言いかえたり、結論をまとめたりするときに使う接続詞。「言いかえると」「要するに」の意味。会話・文章のどちらでも使う。
- つもりだった tsumori datta 〜つもりだった — 「〜するつもりだったが…」 「〜つもりだ」の過去形。過去のある時点での予定や思い込みを表し、あとに「でも結果は違った」という内容が続くことが多い。動詞の辞書形(予定)や、た形(したと思っていた)に付く。
- つもりで tsumori de 〜つもりで — 「〜する気持ちで」 ある行動をするときの意図や心構えを表す。動詞の辞書形や名詞+の に付き、主文でその気持ちで行う行動を述べる。「〜と考えて」「〜のつもりで」の意味にもなる。
- 上(うえ)に ue ni 〜上に — 「〜だけでなく、さらに」 前に言ったことにもう1つ付け加える言い方。「AだけでなくさらにB」。動詞・形容詞の普通形、名詞+の、な形容詞+な に付く。AとBは、どちらも良いこと、またはどちらも悪いことが普通。
- は別(べつ)として wa betsu toshite 〜は別として — 「〜はさておき」 ある事柄を別問題として置いておき、ほかのことを述べる言い方。名詞(または名詞に相当する語)に付き、そのあとで言いたいことを述べる。「Xはさておき、Yは…」。
- はもちろん wa mochiron 〜はもちろん — 「〜は言うまでもなく」 Aは当然のこととして、そのうえBも、と範囲の広さを強調する言い方。名詞に付き、Bには「も」がよく付く。「Aは言うまでもなく、Bも」。
- は~で有名(は~でゆうめい) wa~de yuumei AはBで有名だ — 「AはBでよく知られている」 ある場所・人・店などが、特定の特徴でよく知られていることを表す。Aは場所や人、Bに「で」を付けて有名な理由を示す。観光や食べ物の紹介でよく使う。
- わけではない wake dewa nai 〜わけではない — 「〜というわけではない」 相手が思いそうな結論を部分的に打ち消す言い方。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な、名詞+である/の)に付く。誤解を避けたり、断定をやわらげたりするときに使う。
- 割(わり)に wari ni 〜割に — 「〜から考えると意外に」 ある基準から普通に予想されることと、実際の結果が合わないことを表す。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な)や名詞+の に付く。予想より良い場合も悪い場合もある。
- わざと wazato わざと — 「わかっていて、あえて」 結果を分かったうえで、わざとそうすることを表す副詞。動詞の直前に置き、からかう・困らせるなど何らかの意図があることが多い。反対の意味は「うっかり」。
- わざわざ wazawaza わざわざ — 「手間をかけて特別に」 必ずしも必要ではないのに、手間や時間をかけて特別に何かをすることを表す副詞。感謝の場面(わざわざありがとう)や、手間をかける価値があるという文脈でよく使う。
- ようがない you ga nai 〜ようがない — 「〜する方法がない」 したくても、その方法や手段がないことを表す。動詞のます形の語幹(連用形)に付く。意志がないからではなく、情報・道具・条件が足りないときに使う。
- ようとしない you to shinai 〜ようとしない — 「〜しようという気持ちがない」 ある人が、そうしようとする努力や気持ちをまったく見せないことを、批判や困った気持ちを込めて言う。動詞の意志形(〜よう・〜おう)+としない。主に第三者について使う。
- ようとする you to suru 〜ようとする — 「〜しようと試みる・〜する直前」 「努力して〜しようとする」と「〜する直前である」の2つの意味がある。動詞の意志形+とする。「〜ようとした時」の形で「〜しかけたとき」の意味になる。
- ずにはいられない zuni wa irarenai 〜ずにはいられない — 「どうしても〜してしまう」 強い気持ちや衝動のせいで、自分の意志ではどうしても抑えられずにその行動をしてしまうことを表す。ない形の「ない」を「ず」にして付ける(する → せず)。「〜ないではいられない」と同じ意味。
- ずつ zutsu 〜ずつ — 「同じ数や量を、1つずつ・少しずつ」 数や量に付き、それぞれに同じ数・量が当てはまることを表す。少しずつのように、少しずつ進む意味にも使う。数量を表す語のあとに付き、動詞の前に置く。
- せっかく sekkaku せっかく — 「苦労して・めったにない機会に」 手間や努力をかけた、またはめったにない貴重な機会であることを表す副詞。残念な気持ち(せっかく〜のに)や、機会を活かそうという気持ち(せっかくだから〜)につながる。「せっかくの+名詞」の形もある。
- どころか dokoro ka 〜どころか — 「〜ではなく、むしろ逆に」 相手が予想することA を強く否定し、Aとは逆の、またはもっと極端なBを述べる。「Aどころか(逆に)B」と、「Aどころか(Aさえない、まして)B」の2つの使い方がある。普通形(な形容詞は「な」、名詞は「だ」なし)に付く。
条件・仮定 11 『〜たら』『〜ば』『〜なら』など「もし」の言い方。
- ば~のに ba~noni 〜ば〜のに — 〜なら〜できたのに(残念な気持ち) 思ったとおりにならなかったことへの残念な気持ちや不満を表す:「〜なら〜できるのに」。前半はば形の条件、後半は「のに」で終わる。現在にも過去にも使える。
- どんなに~ても donna ni~temo どんなに〜ても — どれほど〜でも どれほど程度が進んでも、結果が変わらないことを表す:「どれほど〜ても」。「どんなに」のあとに、動詞・形容詞のて形+「も」を続ける。後半は変わらない事柄を述べる。
- いくら~ても ikura~temo いくら〜ても — どれだけ〜しても、結果は変わらない 程度や量や回数がどれだけ大きくても、結果や気持ちが変わらないことを表す。「て形+も」「ても/でも」の形で、いくらの後に来る。
- もしも〜たら moshimo~tara もしも〜たら — もし〜たら(仮定を強める) 「もし〜たら」よりも、仮定の気持ちが強い表現。実際には起こりそうにないこと、またはもしそうなったらという想像や万一の場合に使う。
- ないと naito 〜ないと — 〜しなければ悪いことになる・〜しなければならない 「もし〜しなければ、悪い結果になる」という意味で、しなければならない気持ちを表す。ない形に「と」を付ける。後半は結果や、しなければならない行為。
- にしても ni shite mo 〜にしても — 〜としても・〜を認めても ある条件や状況をいったん認めたうえで、「それでも後ろのことが言える」と述べる。後ろには、助言・依頼・非難などがよく来る。
- さえ~ば sae~ba 〜さえ〜ば — 〜だけで十分・〜さえあれば 「その条件ひとつだけで十分だ」と言いたい時の言い方。「さえ」が大事なひとつを示し、動詞・形容詞は「ば」の形にする。後ろには、その条件がそろえば成り立つ結果が来る。
- たとえ~ても tatoe~temo たとえ〜ても — 「もし〜でも、結果は変わらない」 「〜ても」の前に「たとえ」を置いて、「もし〜という場合でも」を強める言い方。極端な条件や不利な条件を仮に出し、それでも結果は変わらないと言う。強い意志や確信を表すことが多い。
- たって tatte 〜たって — くだけた「〜ても」 「〜ても」の話し言葉。動詞は「た形」の「た」を「たって」(「だ」なら「だって」)にして「〜ても」の意味を表す。くだけた会話で使い、あきらめや不満の気持ちが入ることが多い。
- とすれば・としたら・とすると to sureba / to shitara / to suru to とすれば・としたら・とすると — 「仮に〜だとしたら」 普通形に「とすれば」「としたら」「とすると」をつけて、あることを仮に事実と考えたとき、どうなるかを述べる表現。条件が本当かどうかはわからない。後ろには、その仮定に基づく判断・質問・予想がくる。
- かぎり kagiri 〜かぎり — 「〜の間は」「〜の範囲では」 条件や範囲の限界を示す。「その状態が続く間は」「自分の知る・できる範囲では」。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な/である、名詞+の)に付く。主文は安定した結果が多い。
時間・順序 20 前・後・あいだ、動作の順序。
- ぶりに buri ni 〜ぶりに — 〜ぶりに、久しぶりに ある期間を置いて、またそのことが起きたことを表す:「十年ぶりに」。期間を表す言葉(十年・三年・一週間)に付く。「久しぶりに」という感慨がこもる。
- 中(ちゅう) chuu / juu 〜中(ちゅう/じゅう)— 〜の間・〜のうちに 漢字「中」には読み方が二つあり、意味が違う。「ちゅう」は「〜している間」(会議中)、「じゅう」は「〜の全体・〜のうち」(今日中)。時間や活動を表す名詞に付く。
- ふと futo ふと — 思いがけず、何かのきっかけで 特に理由や意図がなく、急に何かをしたり気づいたりするさまを表す副詞。「ふと」の後に動作・気づき・思い出す、などが来る。
- ごとに goto ni 〜ごとに — 〜のたびに、〜ごとに区切って 同じことが一定の間隔や区切りで繰り返されることを表す。名詞(時間・場所・単位)や動詞の辞書形に付く。
- 一度(いちど)に ichido ni 一度に — 同時に、まとめて 複数のことを同時に、またはまとめて一回で行うことを表す副詞的な表現。量が多いときや、同時に起こるときに使う。
- から〜にかけて kara~ni kakete 〜から〜にかけて — 〜から〜までの広い範囲 時間や場所の広いはんいを、おおよその始まりと終わりで示す。始まりと終わりの境目がはっきりしないときに使う。名詞に付く。
- にかけて ni kakete 〜から〜にかけて — 〜から〜までの間(範囲があいまい) 「AからBにかけて」の形で、2つの時点や場所にまたがる範囲を表す。始まりと終わりがはっきりしない、おおまかな範囲に使う。「Bにかけて」だけで使うこともある。
- につれて ni tsurete 〜につれて — 〜が進むのに合わせて ある変化が進むのに合わせて、別の変化も起こることを表す。前も後ろも変化を表す言葉が来る。前は少しずつ進む変化、後ろはそれに伴う変化。
- 際(さい)に sai ni 〜際に — 〜のときに(改まった言い方) 「〜のときに」の改まった言い方。動詞の辞書形・た形、または名詞+の につく。放送・案内・掲示・ていねいな依頼によく出る。
- 最中(さいちゅう)に saichuu ni 〜最中に — ちょうど〜している時に ある動作や出来事が真っ最中に、思いがけないことが起きたことを表す。名詞+の、または動詞のている形につく。後ろには、じゃまが入る・困った出来事がよく来る。
- しばらく shibaraku しばらく — 少しの間・かなり長い間 はっきりしない一定の時間を表す副詞。短い間(「しばらくお待ちください」)にも、かなり長い間(「しばらく会っていない」)にも使う。長さは文脈で決まる。
- すでに sude ni すでに — もう・前から 「もう」の改まった言い方で、ある事がすでに終わっている、または基準の時より前にそうなっていることを表す副詞。文章・ニュース・報告によく使い、過去形やている形と合わせる。
- たとたん ta totan 〜たとたん — 「〜した瞬間に」 動詞の「た形」に「とたん(に)」をつけて、「Aをした瞬間に、Bが起こった」と言う表現。Bは話し手が予想していなかった急な出来事で、過去のことに使う。
- たびに tabi ni 〜たびに — 「〜するときはいつも」 動詞の辞書形、または名詞+「の」に「たびに」をつけ、「Aのときは、そのたびにBになる」と言う。Bは毎回起こる反応・気持ち・変化。くり返し起こる場面に使う。
- てはじめて te hajimete 〜てはじめて — 「〜してやっと分かる・できる」 動詞のて形に「はじめて」をつけ、前の動作をしてやっと、あることに気づいたり、新しい状況になったりすることを表す。「分かる」「気づく」「知る」など、新しい発見を表す言葉とよく使う。
- てからでないと te kara de nai to 〜てからでないと — 「先に〜しないと〜できない」 動詞のて形に「からでないと」をつけ、「先に〜しなければ、次のことはできない」と言う。前の動作が必要な条件になる。後ろには「できない」「使えません」などの否定・不可能の表現がくる。
- 途中(とちゅう)で/途中(とちゅう)に tochuu de / tochuu ni 途中で・途中に — 「〜の途中」 「途中」は、道のりや作業などの「真ん中」。動詞の辞書形・名詞+「の」に「途中で」をつけて、移動中や動作の途中に別のことが起きたと言う。中断や、間に入ったことを述べる。
- ついに tsui ni ついに — 「とうとう・最後には」 長い時間や努力のあとで、ある結果にたどりついたことを表す副詞。肯定の動詞なら、待ち望んだ結果が出たこと(やっと)。否定の動詞なら、最後まで〜しなかったこと。
- うちに uchi ni 〜うちに — 「〜の間に(変わる前に)」 ある状態が続いている間に、変わってしまう前に何かをする、という意味。主文には、その間にしたい・すべき行動が来る。動詞・形容詞の普通形、名詞+の に付く。
- 上(うえ)で ue de 〜上で — 「〜したあとで」 「〜したあとで、それをふまえて次のことをする」という改まった言い方。動詞のた形、名詞+の に付き、主文にその次の行動が来る。ビジネスや契約、ていねいな依頼でよく使う。
理由・原因 12 理由や原因を述べる言い方。
- 結果(けっか) kekka 〜結果 — 〜した後の結果として ある行動や過程を行ったあと、その結果として何かが起こることを表す。動詞のた形・「名詞+の」に付く。後半には結果や決定が来る。
- ことから koto kara 〜ことから — 〜という事実が理由・根拠で ある事実を根拠や由来として示し、そこから判断や名前、結果が生まれたと述べる。普通形に「こと」を付けて「から」を続ける。かたい表現。
- なぜなら nazenara なぜなら — 理由を述べる接続詞 前に述べたことの理由を、あとから説明する接続詞。「結論。なぜなら、理由+からだ/からです」の形で使う。やや改まった言い方で、話し言葉の発表や文章によく出る。
- には ni wa 〜には — 〜するためには 動詞の辞書形につき、「〜するためには」という目的を表す。後ろには、そのために必要なこと・大切なこと・効果的なことが来る。意志や命令は続けない。
- によって / による ni yotte / ni yoru 〜によって/〜による — 手段・原因・場合による違い 名詞+によって(名詞を修飾するときは「による」)は、主に三つの意味で使う。①受身文の動作の主体「〜によって書かれた」、②原因「〜によって〜になった」、③場合によって変わる「〜によって違う」。に や で より改まった言い方。
- おかげで okage de 〜おかげで — 〜のおかげで(よい結果の原因) よい結果になった原因を、感謝の気持ちを込めて述べる言い方。名詞+の、または普通形につく。後ろには、すでに起きたよい結果が来る。
- せいで sei de 〜せいで — 〜が原因で(悪い結果) 悪い結果になった原因を、責める気持ちを込めて述べる。名詞+の、または普通形につく。「おかげで」の反対。
- そのために sono tame ni そのために — そのことの目的で・それが原因で 前の文を受けて、文のはじめに置く接続詞。「そのことを目的として」(目的)と「それが原因で」(原因)の2つの意味がある。「医者になりたい。そのために、〜」のように目的で使うことが多い。
- ために tame ni ために — 「目的」と「原因・理由」 「ために」には二つの使い方がある。ひとつは目的(〜のために=〜という目標で)、もうひとつは原因・理由(〜のせいで)。前に来る言葉と文の内容で、どちらの意味かが決まる。
- てはいけないから te wa ikenai kara 〜てはいけないから — 「〜してはならないので」 動詞のて形+「はいけない」に「から」をつけ、禁止されていることを理由にする言い方。「〜してはならないから」。悪いことを避けるためにする行動を、後ろに続けて述べる。
- というのは to iu nowa というのは — 「理由の説明」と「言葉の定義」 「というのは」には二つの使い方がある。いま述べたことの理由を説明する用法(「それは〜からだ」)と、言葉の意味や定義を説明する用法(「〜とは…のことだ」)。どちらも話題を取り上げて続ける。
- ように you ni 〜ように — 「〜になるために」 動作の目的を表す。望む状態になるように(または望まない状態にならないように)主な行動をする。動詞の辞書形・ない形に付き、可能形や無意志の動詞が多い。あとに行動が続く。
程度・範囲 19 どのくらい・「くらい」「ほど」「だけ」など。
- あまり amari あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる 程度がひどすぎて、その結果が起きたことを表す:「あまりに〜ので」。形容詞から作った名詞(暑さ・うれしさ)に付き、「あまりの+名詞+に」の形で使う。結果は感情・反応・体の変化などである。
- あまりにも amari ni mo あまりにも — 程度がひどすぎる 「あまりに」を強めた副詞で、「程度がひどすぎて」という意味。形容詞・動詞の前に置き、程度が許せる範囲を超えたことを表す。結果は問題や強い感情であることが多い。
- ば~ほど ba~hodo 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜 ある事が進むにつれて、別の事もそれに応じて進むことを表す:「〜すればするほど〜」。同じ語を二度使う:ば形のあとに辞書形+ほど。動詞・形容詞に使う。
- 別(べつ)に~ない betsu ni~nai 別に〜ない — 特に〜ない 否定と一緒に使って、特別なことはないと言う:「特に〜ない」。「別に」は否定の述語の前に置く副詞。くだけた、時にはそっけない響きがある。
- だけ dake だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ 「だけ」は限定を表す:「ただそれだけ」。また、ある程度の限度いっぱいを表す:「〜できるだけ」。名詞や、動詞・形容詞の普通形に付く(好きなだけ・必要なだけ)。
- どうしても doushitemo どうしても — 何をしても・ぜったいに 強い意志や、不可能であることを強調する副詞:「何をしても」。願望(〜たい)と使うと「ぜったいに〜したい」、否定(〜ない)と使うと「どうやっても〜できない」。
- ほど hodo 〜ほど — 〜くらい(程度の例え) 後ろの状態がどの程度かを、前の例えで示す。「死ぬほど疲れた」のように、大げさな表現で程度の大きさを言う。普通形と名詞に付く。
- ほど~ない hodo~nai Aほど〜ない — Aに及ばない 比較の基準になるものに程度が及ばないことを表す。「AはBほど〜ない」で「AはBより〜でない」の意味。述語は必ず否定形になる。
- 決(けっ)して~ない kesshite~nai 決して〜ない — 絶対に〜ない 強い否定・強い決意を表す副詞表現。「決して」は必ず否定形と使い、「絶対に〜ない」の意味。決意、約束、断言によく使う。
- くらい / ぐらい kurai / gurai くらい/ぐらい — おおよその量、程度 おおよその数量を表す用法と、状態の程度を例で示す用法がある。名詞・数量詞、動詞・形容詞の普通形に付く。「ぐらい」は「くらい」と同じ意味。
- めったに~ない metta ni~nai めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い) ある事がほとんど起こらない、めずらしいほど頻度が低いことを表す。必ず否定形と一緒に使う。「めったに」の後ろに動詞・可能形の否定が来る。
- なかなか nakanaka なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない 副詞で、2つの使い方がある。肯定の言葉と使うと「思っていた以上に、かなり」、否定形と使う「なかなか〜ない」は「簡単には〜ない、〜するのに時間がかかる」を表す。
- なるべく naru beku なるべく — できるだけ 「できるだけ」という意味の副詞。動詞や形容詞の前に置き、自分がそうするよう努める、または相手にそうしてほしいと頼む時に使う。必ずそうするという意味ではない。
- に比(くら)べて ni kurabete 〜に比べて — 〜と比較して あるものを基準にして、別のものと比べる言い方。「に」の前が基準で、文の主な部分が比べられる側の説明になる。人・場所・時間など、いろいろなものに使える。
- さえ sae 〜さえ — 〜でも・〜まで 極端な例や、いちばん簡単な例を挙げて、「ほかのものはもちろんそうだ」と暗に示す。意外なことや極端なことを表す。「を・が・は」の代わりに使い、ほかの助詞と重ねることもある。
- せいぜい seizei せいぜい — 多くてもそのくらい 「多くてもそのくらい」「いくら頑張ってもその程度」という上限を表す副詞。数や量と使い、少ないという気持ちを伴う。「できる限り」という意味でも使う。
- 数量(すうりょう) + は suuryou + wa 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」 時間・人数・数などの数量のあとに助詞「は」をつけると、「少なくともそれくらいはある」という意味になる。実際はその数量かそれ以上、という話し手の見込みを表す。「かかる」「ある」「入れる」などと一緒によく使う。
- とても~ない totemo~nai とても〜ない — 「どうしても〜できない」 「とても」のあとに否定の表現(多くは可能の否定)がくると、「どうしても〜できない」という意味になる。自分の能力や範囲をはるかに超えていることを強く言う。「できない」「買えない」「無理だ」などで終わる。
- よりも yorimo 〜よりも — 「〜と比べて」 比べる基準を示す言い方。「より」が比較の対象を表し、「も」が強調を加える。名詞や普通形のあとに付き、主文には「ほう」や比較の意味が来ることが多い。「より」だけよりやや強調的。
推量・伝聞 15 『〜そう』『〜らしい』『〜ようだ』など。
- まるで maru de まるで〜ようだ — まるで〜のようだ(たとえ) 実際は違うが、別のものにそっくりだと例える副詞。「まるで〜のようだ」「まるで〜みたいだ」「まるで〜かのようだ」の形で使う。
- まさか masaka まさか — まさか〜とは思わなかった あるはずがない、起こるはずがないと思っていたことに対する驚きや、強い疑いを表す副詞。「まさか〜とは思わなかった」「まさか〜ないだろう」の形が多い。
- もしかしたら moshika shitara もしかしたら〜かもしれない — ひょっとして〜 可能性は低いが、そうなるかもしれないと推量する副詞。文末の「〜かもしれない」とセットで使うことが多い。
- んだって ndatte 〜んだって — くだけた「〜そうだ」(伝聞) 人から聞いた情報を、友だちや家族に伝える話し言葉。「〜そうだ」(伝聞)のくだけた言い方。普通形につく。
- に違(ちが)いない ni chigai nai 〜に違いない — 間違いなく〜だ(強い推量) 何かの根拠をもとに、「きっと〜だ、間違いない」と強く確信して判断する言い方。自分で直接見たことではなく、推量・判断を表す。書き言葉や、やや改まった話し言葉に多い。
- によると /によれば ni yoru to/ni yoreba 〜によると/〜によれば — 情報の出どころを示す 伝える情報の出どころを示す。新聞・天気予報・人などの名詞につき、文末は「そうだ」「ということだ」「らしい」などの伝聞・推量の形で終わる。
- のでしょうか no deshou ka 〜のでしょうか — ていねいに尋ねる・疑問に思う ていねいに質問したり、疑問に思ったりする言い方。説明の「のだ」に疑問の「でしょうか」がついた形。説明やアドバイスを求めたり、理由を不思議に思ったりする時に使う。
- そうもない /そうにない sou mo nai /sou ni nai 〜そうにない/〜そうもない — 〜しそうにない 見た様子から、そうなる可能性が低いと判断することを表す。動詞のます形(語幹)につき、話し手が状況から判断する。「〜そうだ」の否定にあたる。
- ということだ to iu koto da ということだ — 「結論・意味」と「伝聞」 普通形に「ということだ」をつけた表現には二つの使い方がある。状況の意味や結論を説明する用法(「つまり〜ということだ」)と、人から聞いたことを伝える伝聞の用法(「〜そうだ」に近い)。文脈でどちらかが決まる。
- とみえる / とみえて to mieru / to miete とみえる・とみえて — 「〜のように見える(根拠から判断)」 普通形に「とみえる」をつけて、目の前の証拠から「〜のようだ」と判断する言い方。電気がついている、道がぬれているなどの様子から、原因や状況を推測する。「とみえて」は、その推測を後ろの結果につなげる形。
- わけだ wake da 〜わけだ — 「なるほど、それで〜なのだ」 事実や理由から、自然に導かれる結論や納得を表す。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な、名詞+という)に付く。「道理で」「それで」と一緒によく使う。
- わけがない wake ga nai 〜わけがない — 「〜はずがない」 話し手の判断で、そんなことはありえないと強く言う表現。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な、名詞+の)に付く。感情が強く、主に話し言葉で使う。
- ような気(き)がする you na ki ga suru 〜ような気がする — 「〜という感じがする」 はっきりした根拠はないが、そんな感じがするという気持ちを表す。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な、名詞+の)に付く。断定をやわらげる言い方で、話し言葉でよく使う。
- ように見(み)える you ni mieru 〜ように見える — 「〜みたいに見える」 目で見たときの印象を表す。たとえ(羊のように見える)にも、様子(疲れているように見える)にも使う。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な)、名詞+の に付く。見た目に基づき、聞いた話には使わない。
- にきまっている ni kimatte iru 〜に決まっている — 「きっと〜だ」 状況から見て当然だと、話し手が強く確信していることを表す。動詞・形容詞の普通形(な形容詞・名詞は「だ」なし)に付く。話し言葉で、自信や、あきれた気持ちが出ることもある。
依頼・許可・禁止 8 頼む・許す・禁じる言い方。
- ばいい ba ii 〜ばいい — 〜すればそれで十分だ・〜するとよい 助言したり、ある行動だけで十分だと伝えたりする:「〜すればそれでよい」。動詞のば形に付く。提案・指示や、簡単な方法を示して相手を安心させるときに使う。
- べきだ beki da 〜べきだ — 〜するのが当然だ・〜したほうがよい 常識や道徳から、それが正しい・当然だと言う:「〜するのがよい・〜しなければならない」。動詞の辞書形に付く。「〜たほうがいい」より強く、義務・ルール・強い助言に使う。
- べきではない beki dewa nai 〜べきではない — 〜してはいけない・〜するのはよくない 「〜べきだ」の否定形。常識や道徳から、そうするのはよくないと言う:「〜してはいけない」。動詞の辞書形に付く。注意・ルール・道徳的な判断に使う。
- こと koto 〜こと — 〜しなさい・〜してください(規則・指示) 動詞の辞書形・ない形に付き、「〜すること」「〜しないこと」の形で、規則・注意書き・指示を表す。文末に使うので、書き言葉的で命令に近い。
- ことはない koto wa nai 〜ことはない — 〜する必要はない 「〜する必要はない」「〜しなくてもいい」と相手を安心させたり励ましたりする表現。動詞の辞書形に付く。
- てごらん te goran 〜てごらん — やさしく勧める「〜してみて」 動詞のて形に「ごらん」をつけて、相手にやさしく「〜してみて」と勧める言い方。子どもや年下、親しい人に向かって、親しみやすい口調で言う。目上の人には使わない。
- ても構(かま)わない temo kamawanai 〜ても構わない — 「〜してもかまいません(許可)」 動詞のて形+「も」+「構わない」で、許可を与えたり、ある条件でも問題ないと言ったりする表現。相手に丁寧に許可を出すときや、少し悪い状況でも受け入れられると言うときに使う。
- わけにはいかない wake niwa ikanai 〜わけにはいかない — 「事情があって〜できない」 責任・常識・事情などのせいで、したくてもできない、してはいけない、という気持ちを表す。動詞の辞書形に付く(反対の意味は「ないわけにはいかない」)。能力の問題ではない。
複合動詞・接尾 18 動詞に付いて意味を足す語尾。
- 上(あ)げる ageru 〜上げる — 「最後まで〜し終える」 動詞のます形の語幹に 上げる を付けると、「その動作を最後までやり切って完成させる」という意味になる。努力して仕上げたというニュアンスが出やすい。書き言葉や、やや改まった表現で多く使う。
- 合(あ)う au 〜合う — お互いに〜する/合う(似合う・合う) 動詞の語幹に付いて、お互いに・一緒にその動作をすることを表す:「〜し合う」。単独の「合う」は「ぴったり合う・似合う」の意味。例文で両方の使い方を見る。
- だらけ darake 〜だらけ — 〜がたくさんある(よくないもの) 名詞に付けて、よくないものがたくさんあることを表す:「〜でいっぱい」。名詞(泥・間違い・ごみ)にそのまま付く。話し手が好ましくないと思うものに使う。
- がち gachi 〜がち — 〜しやすい(よくない傾向) ある状態や行動になりやすい、そうなることが多いという傾向を表す接尾語。悪い・望ましくないことに使うのが普通。動詞のます形(ます抜き)と名詞に付く。
- がたい gatai 〜がたい — 〜するのが難しい 気持ちの面や状況のために「〜するのが難しい」と言う書き言葉的な表現。動詞のます形(ます抜き)に付く。信じる・想像する・理解するなど一部の動詞に限られる。
- 気味(ぎみ) gimi 〜気味 — 少し〜の感じがある はっきりではないが、そのような様子や傾向が少しあることを表す。動詞のます形(ます抜き)と名詞に付き、多くは良くない状態に使う。
- かける kakeru 〜かける — 〜し始める、途中でやめる 動作が途中の状態であること、またはし始めて終わっていないことを表す。動詞のます形(ます抜き)に付く。「〜かけの+名詞」の形が多い。
- 切(き)れない kirenai 〜切れない — 最後までできない・しきれない 量が多すぎる、程度が大きすぎるなどの理由で、最後まで〜することができないことを表す。動詞のます形(ます抜き)に付く。
- 切(き)る kiru 〜切る — 最後まで〜する・完全に〜する 動作を最後までやり遂げる、すべてを〜し尽くすことを表す。動詞のます形(ます抜き)に付く。努力の末の達成にも、使い尽くす意味にも使う。
- 込(こ)む komu 〜込む — 中に入る・混む・深く〜する 単独の「込む/混む」は人や物が多くて混み合うこと。動詞のます形に付く「〜込む」は、中に入る方向(書き込む)や、徹底的に〜する(考え込む)を表す。
- 向(む)け muke 〜向け — 〜を対象にした ある人やグループを対象として作られている、という意味を表す。名詞に付き、「〜向けの+名詞」「〜向けに+動詞」の形で使う。
- 向(む)き muki 〜向き — 〜に合っている、〜の方向を向いている 性質や条件がその人・ものに合っていることを表す用法と、ある方向に向いていることを表す用法がある。名詞に付き、「〜向きの+名詞」「〜向きだ」の形で使う。
- 直(なお)す naosu 〜直す — やり直す・もう一度〜する 動詞のます形から「ます」をとった形(連用形)につき、「(直すために)もう一度〜する」という意味を表す。間違いや不満があって、やり直す時に使う。
- っぱなし ppanashi 〜っぱなし — そのままにしておく・ずっと続く 動詞のます形(語幹)につき、ある状態をそのままにしておく、またはその状態が長く続くことを表す。よくない・だらしない・つらいという気持ちを伴うことが多い。話し言葉。
- っぽい ppoi 〜っぽい — 〜のような感じがする・〜しやすい 名詞や動詞の語幹につき、「〜のような感じがある」「〜しやすい」という意味のイ形容詞を作る。あまりよくない特徴を表すことが多い。話し言葉。
- たて tate 〜たて — 「できたばかり・〜したばかり」 動詞の「ます形」の語幹につく接尾語で、「〜したばかり、できたばかり」の意味。焼きたてのパンのように、いちばん新鮮でよい状態のものを言う。食べ物や新しいものによく使う。
- 的(てき) teki 〜的 — 名詞を「〜らしい・〜に関する」形容詞にする 名詞(おもに漢語)につけて、な形容詞のように使う接尾語。現実的・具体的など。「〜の性質を持つ」「〜のような様子の」という意味を加える。
- 通(とお)す toosu 〜通す — 「最後まで〜し続ける」 動詞のます形の語幹につく接尾語。途中でやめたり諦めたりせず、最後まで動作を続けることを表す。やり抜く、または初めから終わりまでやり終える場面に使う。
アプリで練習しよう
まいにちJLPT なら、これらの文法を毎日のクイズと合格準備度ゲージで練習できます。完全無料・登録不要。