JLPT N3 · 文型・表現
わけではない (wake dewa nai)
〜わけではない — 「〜というわけではない」
ひとことで · 相手が思いそうな結論を部分的に打ち消す言い方。動詞・形容詞の普通形(な形容詞+な、名詞+である/の)に付く。誤解を避けたり、断定をやわらげたりするときに使う。
文型
-
普通形+わけではない必ずしも〜というわけではない -
普通形+わけでもない〜というわけでもない(さらに否定を重ねる)
部分否定
すべてを否定するのではない。「嫌いなわけではない」は「嫌いというわけではない」で、少し好きかもしれないし、ただあまり食べないだけかもしれない。思い込みやすい結論だけを打ち消す。
よくある流れ
事実を述べ、予想される結論を打ち消し、「が」「けど」で実際の状況を続ける(毎日会っているが、親しいわけではない)。ていねいには「〜わけではありません」。
「〜ではない」との違い
単なる「〜ではない」は事実を直接言う。「〜わけではない」は「そう決めつけないでほしい」というニュアンスを持つ。「不可能」を表す「〜わけがない」とも違う。
例文
-
嫌(きら)いなわけではないが、あまり食(た)べない。
Kirai na wake dewa nai ga, amari tabenai.
嫌いなわけではないが、あまり食べない。
な形容詞+な+わけではない。
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毎日(まいにち)会(あ)っているが、特別(とくべつ)親(した)しいわけではない。
Mainichi atte iru ga, tokubetsu shitashii wake dewa nai.
毎日会っているが、特別親しいわけではない。
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全部(ぜんぶ)が分(わ)からないわけではないが、難(むずか)しい所(ところ)もある。
Zenbu ga wakaranai wake dewa nai ga, muzukashii tokoro mo aru.
全部が分からないわけではないが、難しい所もある。
二重否定。「分からないわけではない」=一部は分かる。
よくある間違い
- きっぱりした否定ではない。強い拒否には使わない(それは「〜わけにはいかない」「〜わけがない」)。
- な形容詞は「な」が必要。嫌いなわけではない(×嫌いわけではない)。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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