JLPT N3 · 文型・表現
に対(たい)して (ni taishite)
〜に対して — 〜に向かって・〜と反対に
ひとことで · 主な使い方は2つ。動作や気持ちが向かう相手を表す「〜に向かって・〜へ」と、2つのことを比べる「〜と反対に・〜一方」。名詞につき、対比の時は文+のにもつく。
文型
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名詞+に対して+動詞名詞+に対して:動作・態度が向かう相手 -
普通形+のに対して普通形+のに対して:2つのことを対比
相手を表す用法
「先生に対して」「客に対して」のように、態度・感情・質問・意見などが向けられる相手を示す。「に」だけでも言える場面が多いが、「に対して」のほうが、その相手に向けたことをはっきり表す。「質問に対して答える」のように、働きかけへの反応にも使う。
対比を表す用法
「兄が静かなのに対して、弟はよくしゃべる」のように、前と後ろで反対の性質を並べる。前後は対になる内容で、主語が違うことが多い。名詞の場合は「A に対して B」、文の場合は普通形に「の」をつけて「のに対して」となる。
例文
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先生(せんせい)に対(たい)して、失礼(しつれい)な態度(たいど)を取(と)った。
Sensei ni taishite, shitsurei na taido o totta.
先生に対して、失礼な態度を取った。
相手を表す用法。態度が先生に向けられている。
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店員(てんいん)は客(きゃく)に対(たい)して、いつも笑顔(えがお)で接(せっ)する。
Tenin wa kyaku ni taishite, itsumo egao de sessuru.
店員は客に対して、いつも笑顔で接する。
これも相手を表す用法。
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兄(あに)が静(しず)かなのに対(たい)して、弟(おとうと)はよくしゃべる。
Ani ga shizuka na no ni taishite, otōto wa yoku shaberu.
兄が静かなのに対して、弟はよくしゃべる。
対比の用法。ナ形容詞は「静かな」+「の」。
よくある間違い
- 対比の用法では「のに対して」。「静かに対して」のように文の形を省略しない。
- 後ろに「〜ください」など依頼を置く時は相手を表す用法か確認する。対比は事実を並べる時に使う。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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