JLPT N3 · 文型・表現
にとって (ni totte)
〜にとって — 〜の立場から見て
ひとことで · 誰の立場から見た判断・評価かを示す。人や団体につき、後ろには「大切だ」「難しい」「必要だ」などの評価が来る。
文型
-
名詞(人・団体)+にとって人・団体+にとって+評価(私にとって大切だ) -
名詞+にとっての+名詞名詞を修飾する形(子どもにとっての遊び)
使い方
「にとって」の前は人・組織・生き物。後ろは、その立場から見た価値や難しさなどの評価で、「大切だ・重要だ・難しい・必要だ・負担だ」などがよく来る。「私にとって、家族が一番大切です」のように、自分の立場で言う時にも使う。
「には」「に対して」との違い
「にとって」は評価する立場を表す。動作が向かう相手を表す「に対して」とは違う。また、「〜にとって」の後ろは「する」などの動作ではなく、状態の評価が普通。主観を述べるので、「〜と思う」と相性がよい。
例文
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私(わたし)にとって、家族(かぞく)が一番(いちばん)大切(たいせつ)です。
Watashi ni totte, kazoku ga ichiban taisetsu desu.
私にとって、家族が一番大切です。
話し手の立場からの評価。
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子(こ)どもにとって、遊(あそ)びは大切(たいせつ)な勉強(べんきょう)だ。
Kodomo ni totte, asobi wa taisetsu na benkyō da.
子どもにとって、遊びは大切な勉強だ。
ある立場の人全般についての言い方。
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留学生(りゅうがくせい)にとって、敬語(けいご)は難(むずか)しい。
Ryūgakusei ni totte, keigo wa muzukashii.
留学生にとって、敬語は難しい。
留学生の立場から見た難しさ。
よくある間違い
- 後ろは評価・状態。動作が向かう相手には「に対して」を使う:×先生にとって失礼な態度を取った。
- 意志や命令の文は置かない。「私にとって〜してください」は不自然。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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