JLPT N3 · 程度・範囲
に比(くら)べて (ni kurabete)
〜に比べて — 〜と比較して
ひとことで · あるものを基準にして、別のものと比べる言い方。「に」の前が基準で、文の主な部分が比べられる側の説明になる。人・場所・時間など、いろいろなものに使える。
文型
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名詞+に比べて名詞+に比べて(去年に比べて) -
普通形+の+に比べて普通形+のに比べて(思っていたのに比べて)
比べる基準を表す
「AはBに比べて〜」は、Bを基準にしてAの程度を述べる。「去年に比べて、今年は雨が多い」のように、基準を先に置いて、比べた結果を述べる。動詞は「比べる」で、書き言葉では「に比べ」とも言う。
似た表現との違い
「より」と同じように使えるが、「に比べて」の方が文の始めに置きやすく、はっきり比較を示す。「〜と比べると」も同じ意味。名詞以外を基準にするには、普通形に「の」をつけてから「に比べて」を続ける。
例文
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去年(きょねん)に比(くら)べて、今年(ことし)は雨(あめ)が多(おお)い。
Kyonen ni kurabete, kotoshi wa ame ga ōi.
去年に比べて、今年は雨が多い。
去年が基準。
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都会(とかい)に比(くら)べて、田舎(いなか)は物価(ぶっか)が安(やす)い。
Tokai ni kurabete, inaka wa bukka ga yasui.
都会に比べて、田舎は物価が安い。
場所と場所の比較。
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以前(いぜん)に比(くら)べて、この駅(えき)はずいぶん便利(べんり)になった。
Izen ni kurabete, kono eki wa zuibun benri ni natta.
以前に比べて、この駅はずいぶん便利になった。
昔と今の比較。
よくある間違い
- 基準は「に」の前。比べられる側と取り違えない:A は B に比べて(Bが基準)。
- 後ろの文は「高い・多い」など比較の結果を述べる。「より」と違い「〜のほうが」は不要。
ほかの文法ポイント
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- 別(べつ)に~ない 別に〜ない — 特に〜ない
- だけ だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ
- どうしても どうしても — 何をしても・ぜったいに
- ほど 〜ほど — 〜くらい(程度の例え)
- ほど~ない Aほど〜ない — Aに及ばない
- 決(けっ)して~ない 決して〜ない — 絶対に〜ない
- くらい / ぐらい くらい/ぐらい — おおよその量、程度
- めったに~ない めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い)
- なかなか なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない
- なるべく なるべく — できるだけ
- さえ 〜さえ — 〜でも・〜まで
- せいぜい せいぜい — 多くてもそのくらい
- 数量(すうりょう) + は 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」
- とても~ない とても〜ない — 「どうしても〜できない」
- よりも 〜よりも — 「〜と比べて」
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