JLPT N3 · 程度・範囲
とても~ない (totemo~nai)
とても〜ない — 「どうしても〜できない」
ひとことで · 「とても」のあとに否定の表現(多くは可能の否定)がくると、「どうしても〜できない」という意味になる。自分の能力や範囲をはるかに超えていることを強く言う。「できない」「買えない」「無理だ」などで終わる。
文型
-
とても + 動詞可能形ない形(〜ない)とても+可能形の否定(買えない・ついていけない) -
とても + 無理だ/不可能だとても+無理だ・不可能だ(不可能を表す言い方)
「とても」の二つの意味
肯定と一緒なら「非常に」(とても大きい)。否定と一緒なら「どうしても〜できない」の意味になる。とても買えない。否定の形は、ふつう文末にくる。
よく使う文末
可能形の否定(買えない・食べられない・できない)、「無理だ」「不可能だ」「ついていけない」などがよく使われる。「自分には無理だ」という気持ちが強く出る。
「あまり〜ない」との違い
「あまり〜ない」は「それほど〜ではない」で程度が小さい。「とても〜ない」は完全にできない。強さが違う。
例文
-
そんな高(たか)い車(くるま)は、とても買(か)えない。
Sonna takai kuruma wa, totemo kaenai.
そんな高い車は、とても買えない。
-
この量(りょう)の仕事(しごと)を一日(いちにち)で終(お)えるのは、とても無理(むり)だ。
Kono ryō no shigoto o ichinichi de oeru no wa, totemo muri da.
この量の仕事を一日で終えるのは、とても無理だ。
-
あの人(ひと)の走(はし)る速(はや)さには、とてもついていけない。
Ano hito no hashiru hayasa ni wa, totemo tsuite ikenai.
あの人の走る速さには、とてもついていけない。
よくある間違い
- 「食べない」のような単純な否定にはつけない。可能・不可能の意味が必要。「とても食べられない」。
- 自分の能力や限界を言う表現。単なる好き嫌いには使わない。
ほかの文法ポイント
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- 別(べつ)に~ない 別に〜ない — 特に〜ない
- だけ だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ
- どうしても どうしても — 何をしても・ぜったいに
- ほど 〜ほど — 〜くらい(程度の例え)
- ほど~ない Aほど〜ない — Aに及ばない
- 決(けっ)して~ない 決して〜ない — 絶対に〜ない
- くらい / ぐらい くらい/ぐらい — おおよその量、程度
- めったに~ない めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い)
- なかなか なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない
- なるべく なるべく — できるだけ
- に比(くら)べて 〜に比べて — 〜と比較して
- さえ 〜さえ — 〜でも・〜まで
- せいぜい せいぜい — 多くてもそのくらい
- 数量(すうりょう) + は 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」
- よりも 〜よりも — 「〜と比べて」
アプリで練習しよう
まいにちJLPT なら、これらの文法を毎日のクイズと合格準備度ゲージで練習できます。完全無料・登録不要。