JLPT N3 · 程度・範囲
なかなか (nakanaka)
なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない
ひとことで · 副詞で、2つの使い方がある。肯定の言葉と使うと「思っていた以上に、かなり」、否定形と使う「なかなか〜ない」は「簡単には〜ない、〜するのに時間がかかる」を表す。
文型
-
なかなか+形容詞/動詞(肯定)かなり・思ったより(よい意味で使うことが多い) -
なかなか+動詞ない形なかなか〜ない:簡単には〜しない・時間がかかる
肯定の「なかなか」
形容詞や動詞の前に置いて「予想より程度が高い」ことを表す。「この店のケーキはなかなかおいしい」のように、評価する言い方で、ほめる気持ちを含むことが多い。目上の人の行いに使うと失礼になることがあるので注意。
否定の「なかなか〜ない」
あとに否定形が来ると「思うように進まない・すぐには起こらない」という意味になる。「バスがなかなか来ない」は、待っているのに来ないという、少しいらだつ気持ちを表す。
例文
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この問題(もんだい)はなかなか難(むずか)しい。
Kono mondai wa nakanaka muzukashii.
この問題はなかなか難しい。
肯定の用法。見た目以上に難しい。
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この店(みせ)のケーキは、なかなかおいしい。
Kono mise no kēki wa, nakanaka oishii.
この店のケーキは、なかなかおいしい。
肯定の用法。「思ったよりおいしい」というよい評価。
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バスがなかなか来(こ)なくて、困(こま)ってしまった。
Basu ga nakanaka konakute, komatte shimatta.
バスがなかなか来なくて、困ってしまった。
なかなか+否定(来なくて)=「すぐには来ない」。
よくある間違い
- 「なかなか」の後ろが否定か肯定かで意味が変わる。否定形の「なかなか〜ない」は「あまり〜ない」ではなく「簡単には〜ない」。
- ほめる意味で使うと、目上の人には上から目線に聞こえることがある。
ほかの文法ポイント
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- 別(べつ)に~ない 別に〜ない — 特に〜ない
- だけ だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ
- どうしても どうしても — 何をしても・ぜったいに
- ほど 〜ほど — 〜くらい(程度の例え)
- ほど~ない Aほど〜ない — Aに及ばない
- 決(けっ)して~ない 決して〜ない — 絶対に〜ない
- くらい / ぐらい くらい/ぐらい — おおよその量、程度
- めったに~ない めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い)
- なるべく なるべく — できるだけ
- に比(くら)べて 〜に比べて — 〜と比較して
- さえ 〜さえ — 〜でも・〜まで
- せいぜい せいぜい — 多くてもそのくらい
- 数量(すうりょう) + は 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」
- とても~ない とても〜ない — 「どうしても〜できない」
- よりも 〜よりも — 「〜と比べて」
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