JLPT N3 · 理由・原因
によって / による (ni yotte / ni yoru)
〜によって/〜による — 手段・原因・場合による違い
ひとことで · 名詞+によって(名詞を修飾するときは「による」)は、主に三つの意味で使う。①受身文の動作の主体「〜によって書かれた」、②原因「〜によって〜になった」、③場合によって変わる「〜によって違う」。に や で より改まった言い方。
文型
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名詞 + によって + 文名詞+によって+文(〜が行う/〜が原因で/〜しだいで) -
名詞 + による + 名詞名詞+による+名詞(例:大雨による被害)
1. 受身文の動作の主体
受身文で、作品・発見・発明などを「作った人・行った人」を示す:この小説は有名な作家によって書かれた。に より改まった感じで、人が人に何かをされる普通の受身ではなく、作り出されたものに使う。
2. 原因・理由
出来事の原因を示す。多くは望ましくない結果:大雨によって電車が止まった。書き言葉やニュースで使う。名詞を修飾するときは「による」:大雨による遅れ。
3. 場合によって違う
名詞が変わりうる要素(人・国・場合・時代)のとき、それに応じて結果が異なることを表す:人によって考え方は違う。あとには「違う・さまざまだ・変わる」などが来ることが多い。
例文
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この小説(しょうせつ)は有名(ゆうめい)な作家(さっか)によって書(か)かれた。
Kono shōsetsu wa yūmei na sakka ni yotte kakareta.
この小説は有名な作家によって書かれた。
受身文の動作の主体(作られた作品)。
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人(ひと)によって、物事(ものごと)の考(かんが)え方(かた)はさまざまだ。
Hito ni yotte, monogoto no kangaekata wa samazama da.
人によって、物事の考え方はさまざまだ。
「場合によって違う」の用法。さまざまだ が違いを表す。
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大雨(おおあめ)によって、電車(でんしゃ)が止(と)まってしまった。
Ōame ni yotte, densha ga tomatte shimatta.
大雨によって、電車が止まってしまった。
原因を示す用法。てしまった で、困った結果という気持ちが出る。
よくある間違い
- 名詞を修飾するときは によって ではなく による(大雨による被害)。動詞や文の前では によって。
- 「先生にほめられた」のような普通の受身の動作主には使わず、に を使う。によって は作品・発見などに使う。
ほかの文法ポイント
- 結果(けっか) 〜結果 — 〜した後の結果として
- ことから 〜ことから — 〜という事実が理由・根拠で
- なぜなら なぜなら — 理由を述べる接続詞
- には 〜には — 〜するためには
- おかげで 〜おかげで — 〜のおかげで(よい結果の原因)
- せいで 〜せいで — 〜が原因で(悪い結果)
- そのために そのために — そのことの目的で・それが原因で
- ために ために — 「目的」と「原因・理由」
- てはいけないから 〜てはいけないから — 「〜してはならないので」
- というのは というのは — 「理由の説明」と「言葉の定義」
- ように 〜ように — 「〜になるために」
- 上(あ)げる 〜上げる — 「最後まで〜し終える」
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- 合(あ)う 〜合う — お互いに〜する/合う(似合う・合う)
- ばいい 〜ばいい — 〜すればそれで十分だ・〜するとよい
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
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